【CRI時評】中国式現代化は世界に新たなチャンスをもたらす

中国は今、中国式現代化をもって強国建設と民族復興を全面的に推し進めている。世界の観測筋らは皆、中国が中国式現代化をどのように推し進めるのか、世界にどのような新たなチャンスをもたらすのかに注目している。

国連のグテーレス事務総長はかつて、中国が「世界の平和と発展の促進に不可欠で信頼できる重要な力」となっていると評価した。この75年、中国式現代化は中国の発展を促しただけでなく、世界の平和と発展および人類の進歩にも積極的に貢献してきた。

「百年の変局」が加速し、地政学情勢が厳しさを増し、世界経済の回復が弱含みの一方で、新たな科学技術革命と産業変革が新たな発展のきっかけをもたらしている。世界は平和で安寧な環境と共同発展の新たなエネルギーを必要としている。過去の成功経験に基づいて中国式現代化を推し進めていけば、全世界にさらに多くの新たなチャンスをもたらすことができる。

チャンスとは「平和」の理念から生まれるもので、中国式現代化とは平和的発展の道を歩む現代化であり、その推進は世界の平和と安定を力強く促す。チャンスとはまた中国式現代化にあるもので、各国の共同発展を力強く促す。中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議は、高水準の対外開放の体制と仕組みを十全化し、経済の質の高い発展を後押しし、高水準の社会主義市場経済体制を構築することを打ち出した。

中国式現代化の進展に伴い、中国独自の発展路線は外部世界に深い教えをもたらしている。中国式現代化の道は、発展途上国の現代化への経路を切り開き、より多くの国が自らに合った現代化の道を独立して自主的に模索する自信を高めた。同時に、中国式現代化は、グローバルガバナンスの十全化も力強く促すことになる。世界の発展はバランスが崩れ、一方的な弱い者いじめが横行し、生態系への挑戦が激化するなど多くの世界的危機の中、中国は終始、国際問題においては皆で相談した上で行い、グローバルガバナンスにおいては「真の多国間主義」を実践すべきだとの認識に立っている。

中国式現代化とは、それ自体がチャンスを創出し共有する過程であり、より質の高い発展とより高水準の開放をもって世界に新たなチャンスをもたらすだろう。75年を経て、中国が追求しているのは独り善がりの現代化ではなく、各国と共に平和的に発展し、互恵的に協力し、共同で繁栄する世界の現代化の実現を望んでいるということを、時間が証明し続けるだろう。