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【CRI時評】WHO総会参加を巡る茶番劇は8連敗 「台湾独立」は袋小路を証明

CRIPublished: 2024-05-29 10:40:53
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世界保健機関(WHO)の年次総会である第77回世界保健総会は27日、ごく少数の国から提出された「台湾をオブザーバーとしてWHO総会に招待する」案を議題に盛り込むことを再び明確に拒否した。台湾当局がWHO総会によって門前払いされたのは8年連続で、このことは、一つの中国の原則が人心の向かうところ、大勢の赴くところであり、民進党当局が外部勢力と結託して行う政治的なもてあそびは世界の公共の利益を損ない、WHO総会参加を巡る茶番劇は自らが汚辱にまみれるもので、「台湾独立」とはすなわち袋小路であることを十分に物語る。

ごく少数の国によるいわゆる台湾関連提案は1枚の紙くずにすぎない。なぜならそれは一つの中国の原則に背くものだからだ。一つの中国の原則は、国連総会第2758号決議とWHO総会25.1号決議で確認された基本原則であり、台湾地区がWHO総会を含む国際組織の活動に参加する上での前提条件でもある。WHO総会が台湾関連提案を何年も連続して拒否していることは、「国連憲章」と国際関係の基本準則を守るという国際社会の幅広い共通認識を体現している。

台湾当局は、WHO総会参加を巡ってむだな骨折りをするくらいなら、「なぜ台湾地区が2009年から16年までWHO総会にオブザーバーとして参加できたのに、その後はできなくなってしまったのか」について反省したほうがよい。それは、民進党当局が発足後、「台湾独立」の立場をかたくなに堅持し、一つの中国の原則を体現する「九二共識(92年コンセンサス)」を認めないためで、その結果として、台湾地区のWHO総会参加には政治的基盤が存在しなくなった。

中国の中央政府は終始、台湾同胞の健康と幸福に関心を寄せ、一つの中国の原則に合致するという前提の下、台湾地区の世界的な保健問題への参加に対し適切に配慮している。台湾地区には、疾病の国際的伝播を最大限防止することを目的とした国際保健規則(IHR)の連絡拠点も設置されており、WHOの情報へのスムーズなアクセスが可能だ。台湾地区の医療・保健専門家も個人の資格でWHOの技術活動に参加することができ、過去1年だけでもその数は21回・延べ24人に達する。いわゆる民衆の健康とは、民進党当局が外部に頼って「独立」を謀るための名目にすぎない。

世界は目下、保健協力強化の緊迫した正念場にある。今回のWHO総会では、「国際保健規則」の改正や「パンデミック条約」の採択などが重要な議題になる。そうした中、台湾当局と少数の国は、政治的な議題に固執し、世界的な公衆衛生の安全保障よりも政治的私利を優先している。そのようなかく乱者が国際社会から唾棄されるのは必至だ。

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