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【CRI時評】世界に明確なシグナルを送った中国発の記者会見

CRIPublished: 2024-03-08 14:00:15
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中国は世界をどう見るのか。世界とどう関わるのか。早春の3月に行われた、中国共産党中央政治局委員で外交部長の王毅氏は全国人民代表大会と中国人民政治協商会議関連の記者会見で、中国内外の記者からの21の質問に答えた。議題は大国関係、世界のホットスポット、グローバルガバナンスなど多岐にわたった。外部は王部長の回答を通じて、中国は自らの安定性によって世界により多くの確実性を提供しているという、明確なシグナルを受け取った。

「中国は断固としてこの世界にとっての平和の力、安定の力、進歩の力であり続ける」――。多くの外国メディアは中国側のこの態度表明を取り上げて中国外交の宣言とした。そのことはまさに、中国が世界に安定性をもたらす「3つの次元」を読み解くことでもある。

平和は最も重要なことだ。現在はウクライナ危機が続き、イスラエルとパレスチナの情勢がエスカレートするなど、地政学上の衝突が激化している。中国は「遺伝子に平和を刻みこんだ大国」として、自国の安全と安定を願うだけでなく、世界平和のためにも積極的に奔走している。中国は今回の記者会見で、中国の特色ある「炎上した問題を解決する道」を示した。すなわち内政不干渉を堅持し、政治的解決を堅持し、客観性と公正さを堅持し、「患部と体質の両方の治癒」を堅持することだ。この「4つの堅持」は中国が実践の中から総括した経験であり、中国の伝統的な知恵も含まれている。

安定は発展の基礎だ。平等で秩序ある世界の多極化と包摂的な経済のグローバル化――。これは中国側が提唱するグローバルガバナンスの方策であり、時代の発展の大勢に合致し、グローバルサウスに共通する心の声を反映したものだ。「一帯一路」の共同建設は10年間にわたり続けられてきた。この公共財はすでに世界で最も広範囲で、規模が最大の国際協力のプラットフォームになった。中国側はグローバルサウスが国際秩序変革の鍵となるよう努力し、グローバルガバナンスに新たな気風をもたらした。

発展はすべての問題を解決する黄金の鍵だ。世界では現在、発展の動力が不足しており、一部の国が「切り離し」を行っている。中国はこの状況に対して、開放型の世界経済を構築せねばならないと断固として表明している。中国は2023年、5.2%の成長率により世界の成長の3分の1に貢献した。「中国ブランドのエンジン」は依然として強力だ。中国の関税の総合水準はすでにWTO先進国と同程度にまで下がった。製造業の参入は全面的に自由化され、サービス業の開放が加速して推し進められ、外資による対中投資の収益率は世界の上位に位置している。

世界をより良くする――。これは中国の願いであり、中国が担当する責任でもある。世界は新たな激動の変革期に入った。各国は人類運命共同体構築の重要な意義をますます感じ、中国という「安定装置」が不可欠であることをますます強く認識している。

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