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【CRI時評】「中国のチャンス」は見逃せない

CRIPublished: 2024-03-06 10:40:44
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中国政府が5日、最高権力機関である全国人民代表大会(全人代)の審議に付した2024年の政府活動報告が世界の注目を集めている。中国は今年のGDP成長率予想目標を昨年と同じ5%前後に設定しており、これは外部の期待に一致するとともに、世界にポジティブなシグナルをもたらした。

この目標を達成するため、中国政府は今年、現代化産業体系構築を強力に推進し、科学と教育によって国を興す戦略を踏み込んで実施し、国内需要の拡大に注力し、高いレベルの対外開放を拡大するなどの10項目の主要任務を展開する。これらのロードマップから、人々は「中国のチャンス」をより具体的に理解することになる。

その中でも、ホットワードは「新たな質の生産力」だ。多くの外国メディアが、この巨大な発展の潜在力を秘めた分野が経済成長の起爆剤になるだろうとしていることは、中国が「イノベーション」型の発展モデルにより重点を置いていることを意味している。一部の分析は、新エネルギー、デジタル経済、人工知能(AI)、ハイエンド製造、医療健康などの分野が、現在一部の外資が中国での取り組みを重視している重点分野であると指摘している。今後、多国籍企業は中国でより多くのイノベーションのチャンスをつかむことになるだろう。14億人以上の人口を抱える超巨大市場は、世界にとって欠くことができないウィンウィンのチャンスでもある。

「開放」は今年の中国政府の活動報告のもう一つのキーワードだ。電気通信や医療などのサービス市場への参入制限緩和から外商投資を奨励する産業リストの拡大まで、さらには高い質の「一帯一路」共同建設を支持する8項目の行動の実施支援まで、報告が列挙している多くの項目の開放拡大措置が多国籍企業の信頼を高めている。

当面の米国や一部の西側諸国による「デカップリング」を背景に、中国が高いレベルの対外開放を絶えず拡大することは世界に得がたい安定性を注入する。地政学的対立の激化と世界経済の回復力の乏しさという当面の状況下で、中国が今年の予想目標を達成するのは決して容易なことではなく、よりいっそうの努力が必要になる。だが、報告の中で触れているように、有利な条件は不利な要因より強い。中国の新たな発展によって世界に新たな機会を提供する。これは中国の約束であり、中国の実践でもある。

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