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【CRI時評】西側は「共倒れ」を心配するくらいなら中国の主張に耳を傾けた方が良い

CRIPublished: 2024-02-20 13:48:50
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ドイツで開かれていた第60回ミュンヘン安全保障会議が18日閉幕した。進行中のウクライナ危機とパレスチナ・イスラエル紛争の激化を背景に、今回のフォーラムは焦りと不安の雰囲気が漂っていた。世界的な挑戦にどう対処するか。各国の出席者が続々と建言や献策をする中、中国の外相は基調演説で、「中国は混乱する世界に安定をもたらす力となる」と強調し、歓迎された。キューバの通信社、プレンサ・ラティーナは「中国の発展は強大な平和的力と重要な安定的要因を意味する」と評価した。

ミュンヘン安全保障会議は、安全保障政策に関するハイレベルな国際フォーラムで、世界の安全保障を巡る動きと発展の流れに対する西側、特に欧州の見解が集中的に反映される。フォーラムに合わせて配布された報告書「ミュンヘン・セキュリティー・リポート2024」は悲観的なムードを伝えている。同リポートによると、地政学的な緊張と経済の不確実性が高まっているため、多くの国が、もはや世界協力の全体的な利益に焦点を当てることを望まず、相対的に大きな利益を争って奪うことにより関心を寄せている。中でも主要7カ国(G7)で調査対象となった人の大多数が、今後10年間で自国がより安全になったり、より豊かになったりすることはないとの認識を示している。

西側諸国は長い間、先行して発展してきたため「自分が勝者で相手が敗者」という一種の優越感に陶酔してきたとの分析もある。しかし今や、世界情勢は大きく変化し、新興市場国が発展と壮大化を続け、国際的なパワーバランスも改変されている。

近年の変乱が絡み合う世界に対し、中国は終始、各国の共通の利益の側に立って一連のイニシアチブや主張を行っている。それ故、近年のミュンヘン安全保障会議では「中国特別セッション」がとても人気で、中国側は今年の基調演説で、「中国は、大国間の協力を推進する安定的な力、ホットな問題に対処する安定的な力、グローバルガバナンスを強化する安定的な力、世界の成長を促進する安定的な力となる」という明確なシグナルを世界に向けて伝えた。

今回のミュンヘン安全保障会議での議論において、世界経済の成長見通しに対する西側諸国の懸念が外部に伝わった。中国経済は昨年、多重の挑戦を克服し、5.2%の成長率で世界全体の成長率に対して3分の1の寄与となった。権威ある機関はこのほど続々と中国の今年の成長率見通しを引き上げている。その上、中国は揺らぐことなく対外開放を拡大し、協力・ウィンウィンを提唱している。

このほど発表されたある報告書によると、ドイツの昨年の中国への直接投資額は過去最高の119億ユーロに達し、ドイツの対外投資全体に占める中国の割合は10.3%に上昇し、2014年以来の高水準となった。「中国の次に来るのはやはり中国」。これが世界の商工業界の普遍的認識だ。

人類の歴史を振り返ると、正しい道を選べば繁栄に通じ、間違った道を選べば災いを引き起こす。安全保障上の苦境から抜け出すにはどうすればいいか。実際のところ、答えは非常に明確で、「閉鎖ではなく開放、孤立ではなく団結、しのぎを削るのではなく対話と協力」だ。西側のエリートは、「共倒れ」を心配するくらいなら、中国の主張に耳を傾けた方が良い。

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