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【CRI時評】結果は人の行い次第、サンフランシスコでの中米首脳会談に期待

CRIPublished: 2023-11-13 17:53:15
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中米両国は最近、外交政策協議、海洋問題協議、気候変動協議、軍備管理と拡散防止協議、新たな経済貿易対話などによって二国間関係を安定させる積極的なシグナルを出し、中米首脳による今週のサンフランシスコ会談の基礎を固めた。

この容易には実現できなかった会談の鍵となるのは、「バリ島合意への復帰」だ。中米関係が過去1年にわたり困難に見舞われた理由は、バリ島合意が実行されなかったことにある。米国の為政者が誤った対中認識に基づき誤った対中政策を取ったからだ。

バリ島合意に戻るための鍵は行動だ。中でも台湾問題は、中国の核心的利益中の核心であり、中米関係における第一の、越えてはならないレッドラインだ。

世界は、中米がサンフランシスコ会談を通じて彼我をさらに正しく認識し、相手の発展の自らにとっての意義を理解することを期待している。「広い地球は中米がそれぞれ発展し、共に繁栄することを完全に許容できる」――。中国から見れば、中米両国はライバルではなくパートナーであり、ゼロサムゲームではなく互恵とウィンウィンを得る関係であるべきだ。

米連邦政府は、先ごろ閉幕した第6回中国国際輸入博覧会に初めて公式名義で出展した。出展した米国企業は200社を超え、過去最多を記録した。このことは、中米の利益が深く溶け合い、互いに離れられず、互いに相手を変化させることができず、互いに相手に取って代わる必要がないことを十分に物語っている。まさに米カリフォルニア州のニューソン知事が先ごろ訪中した際に述べたように、「中国が成功すればするほど、われわれはいずれも成功する」ということなのだ。

中米両国がどのように付き合うかは、人類の前途と運命を左右する。中国の習近平国家主席はバリ島での会談の際、世界の大勢を把握するという高みから中米関係を俯瞰(ふかん)して処理すべきだと強調した。世界の大勢とは何か。すなわち、平和と発展こそが国際社会の共通の期待であり、集団対決やグループ政治では人心を得ることができず、活路もないということだ。

今回のサンフランシスコでの中米首脳会談は、中国側の誠意と中米関係や世界の平和と発展に対する高い責任感がさらに進んで具体化されたものだ。中米関係が「安定し、良くなる」ことを続けられるかどうかは、人の行い次第だ。

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