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【CRI時評】政治的雑音は障害にならず、中国と欧州が「切り離し拒否」の共通認識

CRIPublished: 2023-06-26 10:31:55
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中国の李強総理は24日、ドイツとフランスへの訪問を終えて北京に戻った。訪問中の1週間には独仏両国の政界や商工会関係者と幅広く接触し、中国の発展が世界にもたらすのはリスクではなくチャンスだと強調した。独仏の指導者は「中国切り離し」への反対や不支持を明確にし、いかなる形の陣営対決にも反対した。変化が絡み合う国際情勢の下で、中国と欧州は「中国を切り離さない」ことと協力を促進する共通認識に達し、世界により多くの確実性をもたらした。

訪問の成果を見れば、中欧協力は「新たな炎」をともした。独紙「ターゲス・シュピーゲル」は、中国は依然としてドイツと欧州の重要なパートナーだと報じた。仏紙「ヌベール・ドヨロップ」は、中仏の協力拡大は、中国・欧州関係の「安定したいかり」になりうるとの見方を示した。

欧州には、対中協力をどのように考えるかについてさまざまな声があり、心情は複雑で葛藤している。長期にわたって存在するイデオロギーによる要素もあれば、外部勢力が覇権を守るために干渉して破壊する要因もある。EUの上層部がしばらく前に「脱リスク」という概念を打ち出した結果、一部の西側メディアは「脱リスク」を「脱中国化」と同一視して中国と欧州の協力に新たな雑音を作り出した。

中国側は今回の李総理の訪欧を通じて、この問題について多くの場で説明し、経済のグローバル化を断固として支持することや、中国経済が長期的に好転する基本局面は変わらず、中国と欧州の互恵とウィンウィンの前途は洋々たるものだなどの情報を発信して、欧州政界の「騒音」を効果的に低減して、互恵とウィンウィンの「和音」を伝え、欧州政界要人の積極的な反応を得た。

今回の中国総理の訪欧を通じて、中独や中仏は実務協力の深化で多くの成果を得た。例えば、中独は気候変動とグリーンモデル転換に関する対話と協力のメカニズムを構築し、貿易や投資、自動車製造、ハイテク、新エネルギーなどの分野での協力を引き続き深化させることで合意した。中国とフランスは協調を強化し、航空宇宙、原子力、農業と食糧などの分野で協力を深める意向を示した。独仏両国はまた、中国企業の投資を歓迎すると表明した。中国と欧州は実際の行動をもって協力の絆を強めており、「切り離して連携を断つ」という雑音に「ノー」を突きつけた。

今年は中国と欧州が全面的戦略パートナーシップを樹立して20周年に当たる。「切り離して連携を断つ」ことに共に反対し、真の多国間主義を堅持すれば、中国と欧州はそれぞれの発展の中でより多くの利益を得る。そのことは、世界の利益にも合致する。

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