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【CRI時評】米国による「政治的なウイルス起源追跡」のばかばかしさと焦り

CRIPublished: 2023-03-26 14:04:05
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米国は最近、「政治的なウイルス起源追跡」を蒸し返し、中国にぬれぎぬを着せようとしている。米国がそれを行うのは今回が初めてではない。米政府は2021年、情報機関に対し90日以内に新型コロナウイルス起源調査の報告書を出すよう命じたが、報告書は「かもしれない」などの推量表現に満ちたもので、外部からは「何も言っていない」と皮肉る声も聞かれた。

米国の政府、政治家、メディアは最近、この問題を蒸し返すために声を合わせている。ウォール・ストリート・ジャーナルが、米エネルギー省がホワイトハウスと議会に提供した機密報告書を引用し、新型コロナウイルスは中国の研究所から流出した可能性が最も高いと報じると、米国の大手メディアがそれに歩調を合わせてあおり立てた。

しかし、ばかばかしいのは、米エネルギー省が自らこの報告書を「信頼性が低い」としていることだ。米当局の説明によると、「信頼性が低い」という評価は通常、「量が不十分で、疑わしく、断片的で、明確に結論付けることができず、ソースに明らかな問題がある」情報に対するものだ。ニューヨーク・タイムズは事情に詳しい当局者の話として、「この情報は相対的に弱く、エネルギー省の結論は『信頼性が低い』。つまり、いかなる確実な証拠もない中で、自分たちですら信じられない抜け穴だらけの報告書を大手メディアにリークした」と報じている。

これについて、ニューヨーク・タイムズが出した答えは「有毒な政治」だ。米国で反中国が「政治的正しさ」になった時、真実で合理的な声が抑圧された。これは、注意をそらしガバナンスの失敗を隠すための米政府のお決まりのトリックでもある。米国では、銃乱射事件が頻発し、人種対立が激しさを増し、社会の分断が進み、インフレが高止まりし、銀行の経営破綻が金融市場に激震をもたらしている。注意をそらし責任を転嫁するため、米政治家が欲しているのが新たな「話題」だ。こうした政治的茶番劇で露呈するのは、米国の対中戦略における深刻な焦りだ。米国は、冷戦思考と誤った対中認識の下で、中国を最大の戦略的競争相手と見なし、あらゆる面で中国を抑圧し封じ込めようとしている。

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