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【CRI時評】サウジ・イランの北京での「和解」は偶然ではない

CRIPublished: 2023-03-12 13:29:09
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中国、サウジアラビア、イランが10日夜に北京で発表した共同声明が、瞬く間に全世界の大手メディアのヘッドラインを飾った。3カ国は共同声明で、サウジアラビアとイランが、双方の外交関係の再開と、2カ月以内の双方の大使館と代表機関の再開、大使の相互派遣、二国間関係の強化検討などで合意したことを宣言した。また国際・地域の平和と安全を強化するためあらゆる努力をしていくことも表明した。

中東地域はこれに前向きな反応を示し、イラク、オマーン、レバノンなど多くの国が、サウジアラビアとイランの北京対話の成果に歓迎を表明した。国連のグテーレス事務総長は、中国が両国間の対話を促進したことに感謝し、湾岸地域の安定を促進させる助けとなると述べた。

対話の場所として北京が選ばれたのは、中国が一貫して中東諸国の戦略的自主を支持し、一貫して対話と協議を通じた問題の解決を支持し、「小サークル」をつくるようなことをせず、中東諸国にとって信頼できる真の友人であるからだ。

中東地域の大国であるサウジアラビアとイランの「和解」は、地域の平和と安定への道を開くとともに、対話と協議を通じた矛盾や溝の解決のための模範となり、イエメン、シリア、リビアでの内戦の緩和と解決にも良い働きをするだろう。

同時に、サウジアラビアとイランの和解は、習近平国家主席が提起したグローバル安全保障イニシアチブの貴重な価値を際立たせ、不安定に揺れ動く世界にプラスに働き、「武力では問題を解決できず、対話こそが唯一の出口」であることを事実をもって世界に告げた。

北京対話がサウジアラビアとイランの関係改善の良いきっかけとなったことは、「揺れ動く世界では、平和が主流であり、対話が正しい道」であることを強く物語る。

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