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【CRI時評】全人代と全国政協を通して中国の全過程にわたる人民民主を読み解く

CRIPublished: 2023-03-10 11:58:04
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北京市内で開催中の全国人民代表大会(全人代)と中国人民政治協商会議全国委員会(全国政協)の年次総会は、世界が中国の全過程にわたる人民民主を観察するための重要な窓口だ。

今年の全人代と全国政協の年次総会で、全人代には立法法の改正案が提出され審議されている。立法法改正案には全過程にわたる人民民主を堅持し、発展させるものが含まれている。全過程にわたる人民民主の法的保障を強化するものであり、法案の提出と審議自体も全過程にわたる人民民主の重要な実践だ。

一国が民主的であるかどうかについては、国民が真に主人公になることができているかどうかが肝要だ。中国には、世界人口の5分の1近くの14億人余りの国民が存在する。このように多くの国民の願いをどうやって表現し、凝縮し、そして実行に移すのか。中国は、「全過程にわたる人民民主」という鍵を見出した。

全過程にわたる人民民主とは、社会主義民主政治の本質的属性だ。この民主モデルは、選挙民主と協商民主(協議民主)を結びつけ、民主的選挙、民主的協商、民主的政策決定、民主的管理、民主的監督を貫徹し、国の国政運営と社会生活の各段階で国民の声に耳を傾け、国民の願いを反映することができる、「最も広範で、最も真実で、最も効果的な民主」だ

民主的な選挙を例に挙げよう。中国の全人代の選挙は世界最大規模の民主的な選挙だ。5段階ある人民代表大会の代表はいずれも民主的に選出される。任期は5年だ。まずは全国の10億人以上の有権者が1人1票の直接選挙で、県と郷という二つのクラスの人民代表大会の代表を選出する。県クラス以上の人民代表大会の代表は、一つ下のクラスの人民代表大会での選挙によって選出される。そしてすべての地区、すべての業界、すべての分野、すべての民族について、人民代表大会の代表がいる。

協商民主を見てみよう。それは中国の社会主義民主政治に特有のあり方であり、独特の強みがある。「政府活動報告」は広く社会各界の意見を募集、聴取し、「国民のことは国民で相談し、全社会の意思と要求の最大公約数を見出す」という人民民主主義の神髄を十分に体現している。

民主とは飾りではなく、国民の望みに応え、国民生活の問題解決に使わねばならないものだ。国際機関の世論調査によれば、中国人の中国政府に対する満足度は近年来、毎年90%以上を維持している。全過程にわたる人民民主は、世界に中国式国政運営の優位性を示し、民主を求める全人類に新たな道のりを切り開いた。

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