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【CRI時評】中豪関係は軌道修正して再出発

CRIPublished: 2022-12-24 11:23:29
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中国の習近平国家主席は21日、オーストラリアのハーリー連邦総督とアルバニージ首相と祝電を交わし、両国の国交樹立50周年を祝った。中豪外相は同日、北京で第6回中豪外交・戦略対話を行い、二国間関係の改善について多くの共通認識を得た。双方は、中豪関係を両国の包括的戦略パートナーシップの位置づけに合わせた上で、相互尊重、平等互恵、意見の相違を管理・コントロールすることで合意した。

これは中豪両国の関係改善と発展に向けた最新の取り組みだ。先月、インドネシアのバリ島で習主席とアルバニージ首相が会談し、二国間関係改善の方向性を示した。今回、オーストラリア外相が3余年ぶりに訪中し、中豪が4年以上停止していた外交・戦略対話メカニズムを再開したことは、両国指導者のバリ島会談での共通認識を実行に移すための重要なステップだ。

中豪両国はいずれもアジア太平洋地域の重要な国であり、二国間関係はかつて長期にわたって中国と先進国との関係の先頭を走っていた。だが、過去数年間、米国が大国間競争を推進する中で、オーストラリアの一部政治家が対中互恵・ウィンウィン、友好協力の実務路線を放棄し、米国に追随して中国を抑圧したことで、中豪関係はかつてない苦境に陥った。

オーストラリアでは今年5月に新たな労働党政権が発足し、両国関係の改善と発展に意欲を見せている。豪社会各界も新政権に対中関係の改善を促している。中国はこの動きに積極的に応じ、中豪関係に改善のきっかけが現れた。現在、世界は新たな激動の変革期に入っている。一部の国がアジア太平洋地域で衝突をあおり、陣営の対決を促すことは、アジア太平洋の平和と発展に大きな脅威となっている。オーストラリアが戦略的理性を保ち、自国の利益を犠牲にして他国の「駒」にならないことを望む。中豪両国はそれぞれの強みを生かし、地域に有益なより多くの協力を展開することができる。

現在、中豪関係は依然課題に直面している。課題に直面すればするほど、双方は初心に戻り、国交樹立50周年記念を契機に、両国指導者の重要な共通認識をともに実行に移し、二国間関係の改善と発展を推し進めなければならない。健全で安定した中豪関係は両国の人々の根本的利益に合致するだけでなく、アジア太平洋地域と世界の平和、安定と繁栄の促進にも役立つのだ。

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