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【CRI時評】中米関係向上へ、共通認識だけでなく行動も必要

CRIPublished: 2022-11-16 10:40:31
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中国の習近平国家主席は14日午後、米側からの提案により、バイデン大統領とバリ島で対面会談を行った。全体的に見ると、今回の会談は、踏み込んで意思疎通し、意図を明確にし、レッドラインを線引きし、衝突を防止し、方向性を指し示し、協力を模索するという所期の目的に達した。

今回の会談は、両国首脳間の交流の継続であり、新たな出発点を示唆してもいる。

現在、中米関係が国交正常化以来の底に落ち込んでいる根本的な原因は、米国の対中認識に問題が生じていることにある。中国を最大の戦略的競争相手に位置付け、中国に対して貿易戦争やテック戦争を起こし、人為的に「壁を築き砦(とりで)を設け」「デカップリングやサプライチェーンの寸断」を強力に推進し、徒党を組んで中国を包囲する「小サークル」を作る。米国の誤ったアプローチが中米関係を正しい軌道から外れさせ、方向を失わせたこともまた、習主席が会談で、中米双方は歴史、世界、人々に対して責任を負う姿勢で、新たな時期において両国が正しく付き合う道を模索し、両国関係発展の正しい方向性を見いだし、中米関係が健全かつ安定した発展の軌道に戻るよう後押ししなければならないと強調した理由でもある。

習主席は会談で、国際関係の基本準則と中米間の三つの共同コミュニケの順守が、双方が矛盾や相違を管理・コントールし、対抗や衝突を防ぐ上での鍵であり、中米関係にとって最も重要な防護・セーフティーネットでもあると強調した。中でも、台湾問題は中国の核心的利益の中の核心であり、中米関係の政治的基礎の中の基礎であり、中米関係にとって第一の越えてはならないレッドラインだ。中国の古い言葉に「行動は言葉に勝る」というものがある。米国の約束リストは引き延ばせば延ばすほど長くなり、行動もそれに付いていかなければならず、言行不一致を続けてはならない。

中米両国は「協力すれば則ち共に利し、闘えば共に損する」。中米関係が「何を捨て何を取るか」の重要な節目にある中、今回の首脳会談は、今後一定期間における中米関係発展の方向性を指し示した。双方は今後、両国首脳間の重要な共通認識を着実に実行に移さなければならない。特に米国は、バイデン大統領が約束したことを確実に果たし、中国と共に中米関係を向上させ、大国にふさわしい誠意と役割を世界に見せなければならない。

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