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【CRI時評】中国・ASEAN博覧会、出展社が次々に来年の出展を約束した理由

CRIPublished: 2022-09-21 15:12:01
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中国広西チワン族自治区で4日間にわたって開催された第19回中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)博覧会(東博会)と中国・ASEANビジネス・投資サミットが19日に閉幕した。40カ国の1653社がオフラインで出展し、2000社超がクラウドで出展し、267件の協力プロジェクトが調印され、投資総額は過去最高の4130億元(約8兆4320億円)に上った。少数の主要国が「壁を築く」中、東博会は、開放的雰囲気をもって、コロナ後の持続可能な回復の促進と開放型地域経済の建設に新たなチャンスを提供した。

今年は、中国とASEANの全面的戦略パートナーシップの始まりの年であり、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定発効・実施の最初の年でもある。RCEPの発効・実施は、中国とASEAN諸国の協力の深化を力強く促した。今年1~8月の中国とASEANの貿易総額は前年同期比14%増の4兆900億元(約83兆4800億円)に達し、中国の貿易総額の15%を占めた。中国とASEANの双方向の投資額は今年7月末時点で累計3400億ドル(約48兆8800億円)を超え、相互投資が最も活発な協力パートナーとなっている。また、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドというRCEPメンバー国が参加したことで、中国とASEANの経済・貿易の「友達の輪」が拡大した。

今年の東博会では初めてASEAN・RCEP逸品展示エリアが設けられた。中国のスマートデバイスやグリーン家電、照明テクノロジー製品がASEANのバイヤーに支持され、ASEAN諸国の食品や飲料、トロピカルフルーツ、家庭用品が中国のバイヤーに争って購入された。

中国、ASEAN諸国とその他のRCEPメンバー国との交流・協力を後押しすることも、東博会の目覚ましい成果だ。今回の東博会に協力パートナーとして特別招待された韓国は初めて韓国国家館を設置した。東博会に持ち込んだコスメや食品、エレクトロニクス製品が好評を博した韓国企業は、東博会への参加を通じてASEAN諸国市場に参入してビジネスチャンスを拡大することを望んでいる。

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