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【CRI時評】中国の対外貿易が成果を出し続ける理由

CRIPublished: 2022-01-15 13:02:00
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中国税関総署が14日に発表したデータによると、2021年の中国の輸出入の規模はドル建てで6兆500億ドルと過去最高を記録した。この1年で、中国の対外貿易は5兆ドル、6兆ドルという2つの大台を超え、貿易額世界1位の地位がより強固になった。

この輝かしい成果は簡単に得られるものではない。

まず、中国は感染症対策や経済発展においても、世界トップの地位をキープし、生産と消費の需要が対外貿易の安定成長を力強く支えている。過去2年余り、中国経済は感染症によるプレッシャーを効果的に防ぎ、力強さ・強靭さを示し、長期的に好転するファンダメンタルズが変わっていないことを十分に証明した。

同時に、世界経済が回復の勢いを維持し、海外の需要が持続的に増加し、中国の対外貿易が新たな大台に乗るのを後押ししている。特筆すべきは、中国の医薬材料及び薬品の輸出が101.2%増加し、世界の感染症対策を力強く支えたことだ。

対外貿易の活況は、中国政府が打ち出した安定成長政策に向けた措置と切り離せない。これらの措置には、中小・零細企業と製造業企業への融資支援の拡大、ビジネス環境の持続的最適化、クロスボーダー貿易の円滑化に向けた改革のいっそうの深化、自由貿易試験区の貿易投資の円滑化に向けた改革・革新の推進などが含まれる。一連の政策の効果が徐々に解き放たれるにつれて、市場主体の活力が大いに刺激され、対外貿易の安定成長を力強く支えている。

中国の対外貿易が新たな大台に乗り、世界の産業チェーンとサプライチェーンに対する重要性がますます際立ってきた。2021年、中国と主要貿易相手国の輸出入はいずれも安定的伸びを実現した。そのうち、発展途上国を中心とする「一帯一路」沿線国への輸出入の伸び率は全体の伸び率より2.2ポイント高い23.6%に達した。

今年の情勢を見ると、世界的な感染症は起伏があり繰り返され、外部環境がより複雑で厳しくなっている。中国の対外貿易発展が直面する不確定要素・不安定要素・不均衡要素が増えるだろう。だが、確実にいえるのは、中国経済の長期的に好転するファンダメンタルズは変わっておらず、引き続き対外貿易の安定を力強く支えることだ。中国は自国の事柄をしっかりと処理し、世界貿易の成長と世界経済の回復に新たな原動力を注ぎ込み続ける自信がある。

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