【CRI時評】「世界初公開」が中国に集う理由
6日から8日まで、第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)で咲き誇る「世界初公開、アジア初公開、中国初出展」の製品、技術、サービスの数々は、来場者を目で楽しませるだけでなく、出展企業に多くのマッチングの機会を生み出し、さらにそれによってイノベーションのひらめきを刺激し、協力と共同発展を促す新たなプラットフォームを形成する。
イノベーションは、経済の発展をけん引する第一の推進力であると同時に、歴代の輸入博の最大の注目点でもある。今回の輸入博で出展企業62社は新製品、先端技術、革新的なサービスを計100件余り発表する。うち半数以上の製品が世界初公開であり、中国市場向けにカスタマイズ生産された新製品も少なくない。
「世界初公開」がなぜ中国に集うのか。その答えは言うまでもない。それは中国経済の活力の反映であり、出展企業の中国市場に対する信念および「中国のチャンス」をつかみたいという渇望の反映でもある。
14億余りの人口と4億余りの中間所得層は、どんな多国籍企業にとっても軽視できない巨大市場だ。また別の面では、中国のビジネス環境の持続的な最適化、特に知的財産権保護の継続的な強化により、グローバル企業は安心して新技術や新製品を中国市場に投入できる。
さらに重要なのは、中国の開放拡大における言行一致が多国籍企業に「安心」を与えていることだ。中国の習近平国家主席が今回の輸入博の開幕式で「中国が高いレベルの開放を拡大する決心は変わらない」と強調したことは、外部に強い印象を与えた。
輸入博の高い人気と活力は、開放の「模範生」である中国が、中国市場を世界の市場にするために懸命に取り組み、共同発展の促進に向けてプラスのエネルギーを放出し続けていることの表れだ。