【CRI時評】中国は真の多国間主義を断固として守る―「大国の責任」シリーズ3
「我々は国連の権威と地位を断固として守り、共に真の多国間主義を実践する」――。これは25日に行われた「中華人民共和国の国連の合法的議席回復50周年記念会議」における、中国の習近平国家主席の発言だ。習主席は「世界はどのような国際秩序を必要としているか」という肝心かなめの問題に対する中国の原則的立場を改めて論述し、中国は多国間主義の道を堅持し、一貫して国際秩序の擁護者であることを強調した。
中国は国連の創設メンバーであり、中国と国連の50年間に及ぶ協力は、極めて重要な経験だった。すなわち、中国は一貫して国連の理想を堅持し、移ろうことなく多国間主義の道を歩んできた。中国は現状においての感染症との戦いや気候変動への対応はもちろん、世界経済の振興や世界の発展が不均衡である問題の解決についても、国連主導の多国間の枠組みを通じて役割りを果たすことに、一貫して尽力している。気候変動の対応を例とするならば、中国は「炭素排出のピークアウト」と「カーボン・ニュートラル」のスケジュールを厳かに約束することで国際社会に手本を示した。グレーテス国連事務総長は、中国は国連の信頼できるパートナーであり国際協力における大黒柱だと述べている。
「人類運命共同体」を構築する理念は、国連決議にも盛り込まれた。「一帯一路」イニシアチブは140カ国以上の国と30以上の国際的組織の積極的反応を得た。これらはまさに、中国の構想が時代の潮流及び世界の絶対的多数の国が平和と発展を求めていることに順応していることを物語っている。まさに国連経済社会理事会のムニル・アクラム議長が述べたように、中国が提唱しているのは真の多国間主義であり、世界の大多数の国を強く魅了する一筋の道だ。
「人類運命共同体の構築を推し進めるには強力な国連が必要であり、グローバルガバナンスシステムの改革と構築が必要だ」――。習主席が下したこの重要な論断は、新たな情勢における多国間主義の実践を豊かにするための方向を指し示すものだ。