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2021年中国メディア流行語トップ10

CRIPublished: 2022-01-17 17:58:00
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国家言語資源モニタリング・研究センターが発表した2021年の「“メディア”流行語トップ10」は2021年1月1日から11月末までの国内の大手新聞15紙と、12のテレビ、7つのラジオ局、そして2つのポータルサイトの言語資料から選ばれたもので、対象となる文字数は10億字以上。この膨大なソースから抽出されたキーワードを通して中国メディアが注目した話題を知りましょう。

No.1建党百年

2021年に中国共産党は創立100周年を迎えました。2021年7月1日には、北京の天安門広場で中国共産党設立100周年記念大会が行われました。また、2021年11月8日から11日まで開かれた中国共産党第19期中央委員会第6回全体会議(第十九期六中全会)で「中国共産党中央の党の百年奮闘による重要成果と歴史経験に関する決議」が採択されたことも、世界的な話題となりました。

No.22020东京奥运会

2020東京オリンピック大会のこと。

2021年7月23日から8月8日まで日本の東京で開かれた第32回夏季オリンピック大会を指します。204の国や地域から1万1669人の選手が参加し、史上初の観客のいないオリンピック大会となりました。

No.3中国航天

中国の宇宙開発のこと。

中国初の火星探査機「天問1号」が5月15日、火星着陸に成功しました。6月17日に有人宇宙船「神舟12号」が無事に打ち上げられ、中国人宇宙飛行士3人が、宇宙ステーションのコアモジュール「天和」で3カ月間生活しました。10月14日には中国初の太陽探査科学技術試験衛星「羲和号」が打ち上げられました。そして10月16日には「神舟13号」が打ち上げられ、3人の宇宙飛行士が宇宙ステーションでの6カ月間の任務を開始しました。

No.4双碳

CO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルを指します。

2021年3月、中国の習近平国家主席は中央財政経済委員会の第9回会議で「CO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルを実現することは、広く深い社会体制改革である」として、2030年までにCO2排出のピークアウトを実現し、2060年までにカーボンニュートラルを実現するという目標を示しました。

No.5疫苗接种

ワクチン接種のこと。

中国では2020年12月15日から、重点とされる人々へのワクチン接種が始まりました。2021年3月下旬からは全国民を対象とする無料接種がスタート。昨年末までに新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人の数は11億人を超えています。

No.6双减

直訳すると、2つの負担軽減となりますが、これは、義務教育を受ける生徒の宿題と校外教育(学習塾など)という2つの負担を軽減する政策のことを指しています。

No.7北交所

「北京証券取引所」の略称。

中国初の会社制証券取引所である北京証券取引所では、11月15日から取引が開始されました。

北京証券取引所新設の目的は中国国内の資本市場の機能の強化のほか、「共同富裕(ともに豊かになること)」に向けて、資金調達面で中小企業の成長を支えることとしています。

No.8清朗行动

国家インターネット情報弁公室が2021年2月に「清朗・春節インターネット環境づくり」というキャンペーンをスタートしました。その一環として、5月8日に特別キャンペーンが実施され、報酬を受けることでネット掲示板などに書き込みをするサクラや、アルゴリズムの乱用、人気度のねつ造など、ネット上のルール違反が重点的に取り締まられました。規則正しく前向きなインターネット環境づくりを目的とするものです。

No.9疫苗援助

ワクチン援助。

2021年2月、中国は新型コロナウイルスワクチンの公平分配のための国際枠組み「COVAX(コバックス)」に参加し、1000万回分のワクチンを、主に発展途上国に提供する約束をしました。昨年末までに106カ国と4つの国際組織に15億回分以上のワクチンを提供してきました。

No.10生物多样性条约

生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)が10月12日から15日までオンライン形式と対面形式の併用で中国・昆明で開催されました。習近平国家主席は「中国は引き続き生態文明の構築を推進し、イノベーション、調和、エコ、開放、共有という新たな発展理念を断固として貫き、美しい中国を建設していく」と表明しました。

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