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No.1522021年の「ネット用語ランキングトップ10」

CRIPublished: 2022-01-11 17:18:00
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NO.1觉醒年代

「覚醒年代」、直訳すると、目が覚める時代という意味。

これは、中国共産党創立100周年の2021年にあわせて放送されたテレビドラマのタイトルでした。中国共産党の創立の過程と初期の中国共産党員の姿を描いた内容で、若者の間でも大ヒットしました。

NO.2强国有我

直訳すると、国を強くするうえで私がいるという意味。

これは、中国共産党創立100周年の祝賀行事で出されたスローガンです。今の若者は、国を強くするという責任を担っており、中国共産党創立100周年式典で学生たちが行った「強国有我」という誓いは、青年たちの責任と信念を示しています。

NO.3躺平

横たわる、寝そべるという意味。

この言葉は、ストレスなどに直面しても心を乱すことなく、進んで放棄し、なんの抵抗もしないという意味で使われています。この「躺平(寝そべり)」はまた、中国の若者にとっての一種のストレス解消、メンタルを調整するスタイルとなっているようです。環境を変えることはできないため、自分の気持ちを整理してストレスから抜け出そうとする姿とも言えます。無気力な様子にも見えますが、新しい一日を迎えるための、一時的な充電だと思えば、いいかもしれません。

NO.4破防

そもそもはゲーム用語で、敵方の防御能力を破壊し、防御が機能しないようにすることを示す「ガードブレイク」ということばでした。それが転じて、ネット上では精神的な衝撃や感動を受けたときにも使われるようになりました。

この言葉は特に、今時の若者が感情がたかぶった時に使う口癖になっていて、2021年7月に頻繁にウェイボ(微博)の話題の検索ランキングに登場しました。

NO.5双减

直訳すると、2つの負担軽減となりますが、これは、義務教育を受ける生徒の宿題と校外教育(日本の学習塾のようなところ)という2つの負担を軽減する政策のことを指しています。

この双减政策は2021年夏に打ち出された政策です。小中学生の宿題の負担軽減、塾通いによる学習負担の軽減、個性を伸ばす素質教育への転換を促すことを主な目的としています。さらに、長期的には家計の教育費負担を軽くすることで、2人目、3人目の子供が生まれ、少子高齢化に歯止めがかかることが期待されます。

NO.6 YYDS

「永远的神」永遠の神様のピンインの頭文字。

元々はネット上の流行語で、ファンがアイドルに対して使うものです。

2021年7月24日、東京オリンピックの射撃競技において中国の楊倩選手が中国チーム初の金メダルを獲得したことを受けて、中国史上初の金メダリストである許海峰さんが筆で「YYDS」と書いて祝ったことも話題になりました。

NO.7元宇宙

メタバースの中国語訳。

そもそもはアメリカのSF作家のニール・スティーヴンスンが1992年に発表したサイバーパンク小説『スノウ・クラッシュ』に登場する架空の仮想空間サービスの名称でした。メタバースとは、コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された現実世界とは異なる3次元の仮想空間や、そのサービスのことを指します。メタバースは今まさに進化し、発展を繰り返している概念です。

メタバースといえば、2021年にFacebook社がMetaに社名変更し、メタバース領域への投資を発表したことも話題になりました。

NO.8我看不懂,但我大受震撼

直訳すると、「よく分からないが、心を大きく動かされる」という意味。

李安(アン・リー)監督がドキュメンタリー映画「グッバイ!ベルイマン」(2013)で、ある映画を評した時に言ったフレーズが元ネタで、そこから理解はできなくても、心を大きく動かされるようなことがあった時によく使われるフレーズとなっています。

メタバースのような新しいテクノロジーの概念が次々と登場しています。それらが何なのか、それがあってどうなるのかはよくわからなくても、なんだかすごいと思えたなら、「我看不懂,但我大受震撼」と言うことができます。

NO.9伤害性不高,侮辱性极强

大して傷つかないけどかなり侮辱的という意味。

ネット上に、男性2人が互いに料理を勧め合うその傍で、同じテーブルに座る女性1人が一人で飲み食いしている動画が投稿され、ネットユーザーからは、「大して傷つかないけど、かなり侮辱的」というコメントが寄せられました。そこから、実質的な被害はないものの、切ない気持ちにさせられた時に、ネットユーザーがこのフレーズを使うようになりました。

NO.10绝绝子

ニュアンスとしては「超すげぇ!」という意味。

これはあるオンライン番組がきっかけで流行した言葉です。その番組で、一部のファンたちが「超すげぇ」という言葉を使って、出演者を応援しました。「すご過ぎる」や「素晴らしすぎる」といったように、称(たた)える時によく使われます。この言葉は、ネットユーザーがネット用語に注目し、話題とするきっかけにもなりました。

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