No.123龙舟水＆逆袭

【ちょっと気になる】

龙舟水（lóngzhōu shuǐ）龍舟水

「龙舟水」は中国南部の広東省、広西チワン族自治区、海南省、福建省、香港特別行政区、マカオ特別行政区を含む華南地区で、端午の節句前後に降る大雨を指します。別名「端陽水」、「端午水」、「龍降水」とも呼ばれます。

統計上、気象部門は毎年の5月21日から6月20日に降る雨を「龙舟水」と称しています。この時期、南からの暖湿気団が活発になり、南下する冷気団が広東、広西、福建、海南などで合流することで、しばしば大雨が降ります。

なぜ「龙舟水」というのかと言いますと、端午の節句のドラゴンボートレースが行われる時期に当たるからです。

中国の民間では、雨と龍はペアになって考えられます。龍には吉祥のおめでたいイメージがあるとともに、風雨を支配する神としても見られています。「龙舟水」は気温を下げ、涼しさをもたらすとされます。また、「龙舟水」には邪気を払い、吉祥をもたらす役割があるとされ、端午の節句には「龙舟水」を使って汚れを洗い流す習慣もあります。実際に一部地域では、ドラゴンボートのレースを観戦しながら、その水で顔を洗う人の姿が見られますよ。

ところが、中国は広く、華南地区のほかに、上海がある華東、北京がある華北、武漢がある華中、四川がある西南、西安がある西北、大連がある東北の7つの地区があり、それぞれの地区の気象や地理上の現象が異なりますので、文化も大きく異なります。「龙舟水」またそれにちなんだ端午の節句を過ごす習慣はこの華南地区でしか見られないものになっています。

【キーワード】

逆袭（nìxí）逆襲

〈意味〉

本来は防御の際に行われる小部隊による反撃や急襲の意味ですが、最近では、日本語の逆襲の意味と似通ってきています。ネットゲームで不利な状況から反撃に成功することや、社会的成功を勝ち取る、逆境にめげずに成功を勝ち取る、予想に反して成功を得る、大金星をあげる、といった意味になっています。友人同士で使う場合、賞賛や支持を意味することもあります。

〈使い方〉

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https://jingji.cctv.com/2020/11/10/ARTIdE55zvKqhR54c5sLestr201110.shtml

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http://news.cctv.com/2020/01/10/ARTIe6L75c88RmOSVTItHHoW200110.shtml