日本語

中国本土映画興行週間ランキング(2023.6.5–2023.6.11)

CRIPublished: 2023-06-16 23:01:14
Share
Share this with Close
Messenger Pinterest LinkedIn

新たな洋画『トランスフォーマー/ビースト覚醒(中国題:変形金剛:超能勇士崛起)』が中国本土で1位に君臨、初動記録は2.7億元(約54億円)。日本映画は、同時公開の『天空の城ラピュタ(中国題:天空之城)』と『映画ドラえもんのび太と空の理想郷(中国題:哆啦A夢:大雄与天空的理想郷)』がいずれも公開2週目でトップ10をキープし、『天空の城ラピュタ』は1.1億元(約21.5億円)に到達、『映画ドラえもん』は9242万元(約18億円)と1億元の大台に迫っています。

単位:万元

~作品紹介~

【1位】トランスフォーマー/ビースト覚醒

公開日:2023年6月9日

監督:スティーヴン・ケイプル・Jr

主演:アンソニー・ラモスドミニク・フィッシュバックルナ・ローレン・ヴェレス

実写版「トランスフォーマー」シリーズの7作目で、『バンブルビー』(2018)の続編にあたる『トランスフォーマー/ビースト覚醒(中国題:変形金剛:超能勇士崛起)』が6月9日に中米同時公開スタート。本作の物語は1990年代に戻り、地球を丸呑みする惑星サイズの最大・最強の敵が襲来する中、オプティマス・プライムとビーストが地球消滅の危機に共に戦う様子を描いています。迫力満点の戦闘シーンは必見!日本公開は8月4日から。

【2位】スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

公開日:2023年6月2日

監督:ホアキン・ドス・サントスケンプ・パワーズジャスティン・K・トンプソンルイ・レテリエ

主演(吹替):シャメイク・ムーアヘイリー・スタインフェルドジェイク・ジョンソンイッサ・レイオスカー・アイザック

コミックをそのままアニメーションにしたような革新的な映像表現で知られる2018年の話題作『スパイダーマン:スパイダーバース』の続編『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(中国題:蜘蛛侠:縦横宇宙)』が中国本土でトップ3をキープ。愛する人と世界を同時には救えないという未来に直面したマイルスが両方を守る決断をし、やがてマルチバース全体を揺るがす最大の危機を引き起こすことになる様子が描かれています。

【3位】ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

公開日:2023年5月17日

監督:ルイ・レテリエ

主演:ヴィン・ディーゼルミシェル・ロドリゲスジェイソン・モモアジョーダナ・ブリュースターシャーリーズ・セロンスコット・イーストウッド

世界的なヒットを記録したカーアクションシリーズ「ワイルド・スピード」の10作目『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(中国題:速度与激情10)』がトップ3をキープ。本作は『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に続き、主人公ドミニクとそのファミリーの前に凶悪な敵が現れ、激しいバトルを繰り広げる様子を描くものです。

【4位】天空の城ラピュタ

監督:宮崎駿

主演(吹替):田中真弓横沢啓子寺田農初井言榮常田富士男永井一郎神山卓三

映画史に残る名作、宮崎駿監督の1986年の『天空の城ラピュタ(中国題:天空之城)』が37年越しの中国本土初公開を実現!スウィフトの『ガリバー旅行記』に登場する、空を飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国」にインスピレーションに得て、宮崎監督がオリジナル原案で、スラッグ峡谷に住む見習い機械工のパズーと、空から降りてきた不思議な少女・シータの冒険と成長を描いています。

【5位】人生路不熟

公開日:2023年4月28日

監督:易小星

主演:喬杉

日本でも公開された『肆式青春/詩季織々』(2018)などの易小星(イー・シャオシン)監督による新作喜劇『人生路不熟(Godspeed)』が中国本土でロングヒット中。トラックドライバーの男性が、自分の娘の婚約者である男を気に入ることができず、さまざまな「試練」を与えることに。男の方は、婚約者の父親の御眼鏡にかなうために必死に対応。そんな駆け引きが繰り広げられる中、事態が収束できなくなっていく様子を描いています。

【6位】映画ドラえもんのび太と空の理想郷

公開日:2023年6月1日

監督:堂山卓見

主演(吹替):水田わさび大原めぐみかかずゆみ木村昴関智一藤本美貴永瀬廉

今年3月に日本で公開されたばかりの新作『映画ドラえもんのび太と空の理想郷(中国題:哆啦A夢:大雄与天空的理想郷)』が中国本土でトップ10をキープ。本作は「ドラえもん」劇場版アニメ第42作で、誰もがパーフェクトになれる楽園「パラダピア」で、ドラえもんやのび太たちが冒険を繰り広げます。ボイスキャストには水田わさびや大原めぐみなどのレギュラー陣に加え、アイドルグループ「King & Prince」の永瀬廉などが出演していることでも話題となっています。

【7位】ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3

公開日:2023年5月5日

監督:ジェームズ・ガン

主演:クリス・プラットゾーイ・サルダナデイヴ・バウティスタカレン・ギランポム・クレメンティエフヴィン・ディーゼルブラッドリー・クーパーシルヴェスター・スタローン

「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の32作目『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』が中国本土でトップ10をキープ。本作は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の6年ぶりとなる続編で、同シリーズ3作目。落ちこぼれチームのガーディアンズが銀河を救うため、強大な敵に立ち向かう物語です。

【8位】長空之王

公開日:2023年4月28日

監督:劉暁世

主演:王一博

『無名(Hidden Blade)』などに出演した中国のトップアイドル、王一博(ワン・イーボー)の主演作『長空之王(Born To Fly)』がロングヒット中。本作は新人監督・劉暁世(リウ・シャオシー)がメガホンを取るもので、エースパイロットたちが新型戦闘機のテスト飛行に挑む様子を描くアクション映画となっています。

【9位】極寒之城

公開日:2023年6月10日

監督:楊楓

主演:夏雨

「鉄道ゲリラ」の実話をベースにした歴史戦争アクション『鉄道英雄(Railway Heroes)』などの楊楓(ヤン・フォン)監督の最新作は、1945年の中国東北地域の濱城を舞台に、無政府状態という暗黒の日々を生き抜く各勢力が駆け引きを繰り広げるサスペンス・アクションです。

【10位】第25回上海国際映画祭出品作

公開日:2023年6月9日~18日

中国国内で唯一の国際映画制作者連盟(FIAPF)公認長編映画祭「第25回上海国際映画祭」が、6月9日から18日にかけて開催されています。新型コロナの影響で2年ぶりの開催となった同映画祭では、山田洋次監督の『こんにちは、母さん』や石川慶監督の『ある男』などの注目作や、恒例の日本映画週間、「特別企画:東映アニメーション」を含め、例年より多い50本近くの日本映画が一斉に上映されています。その中には、吉永小百合、役所広司、木村拓哉、稲垣吾郎、二宮和也、妻夫木聡、菅田将暉、黒木華など、世代を超えて日本を代表する俳優たちが出演する新作も含まれており、両国の映画交流史における最高峰ともいえる映画祭になりそうです。

Share this story on

Messenger Pinterest LinkedIn