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中国本土映画興行週間ランキング(2023.4.17–2023.4.23)

CRIPublished: 2023-05-04 15:22:41
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日本の人気漫画『SLAM DUNK』の劇場版アニメ『THE FIRST SLAM DUNK(中国題:灌籃高手)』が中国で1位に君臨!新海誠監督の『すずめの戸締まり(中国題:鈴芽之旅)』が公開6日目で興行収入4億元(約77億円)を突破し、先日7億元超の記録を樹立したばかりですが、『THE FIRST SLAM DUNK』もこれに迫る勢いを見せています。日本のアニメ映画2作品が同時に週間トップ5入りする快挙となりました。

単位:万元

~作品紹介~

【1位】THE FIRST SLAM DUNK

公開日:2023年4月20日

監督:井上雄彦

主演(吹替):仲村宗悟笠間淳神尾晋一郎木村昴三宅健太

中国でも大人気の“スラムダンク”の劇場版アニメ『THE FIRST SLAM DUNK(中国題:灌籃高手)』が堂々の1位。『すずめの戸締まり(中国題:鈴芽之旅)』に続き、日本映画が2作品続けて中国で週間1位を獲得したことに。本作は、原作『SLAM DUNK』が最終回を迎えてから26年半を経ての映画公開となり、原作者の井上雄彦が自ら監督と脚本を務めています。『SLAM DUNK』はテレビアニメ版が中国で放送されていたため、30〜40代の間で根強い人気を誇ります。オープニングテーマの「君が好きだと叫びたい」やエンディングテーマの「世界が終るまでは…」といった曲も大ヒットし、中華圏のアーティストによってカバーされてきました。今回の劇場版の公開に伴って、中国でスラムダンクフィーバーが再燃することは間違いないでしょう。

【2位】龍馬精神

公開日:2023年4月7日

監督:楊子

主演:ジャッキー・チェン

ジャッキー・チェン(成龍)最新作『龍馬精神(Ride On)』がトップ3をキープ。タイトルの『龍馬精神』は、日本の坂本龍馬……とは関係がなく、伝説の馬「龍馬」のように元気いっぱいで士気高揚する様子を喩える四字熟語です。ジャッキー演じるスタントマンが借金問題により愛馬との別れの危機に陥り、娘とその恋人に助けを求めながら親子関係も修復していく様子を描く物語。アクションありコメディありという、ジャッキー・チェンならではの1本になっています。日本公開は未定。

【3位】忠犬八公

公開日:2023年3月31日

監督:徐昂

主演:馮小剛

新藤兼人の『ハチ公物語』が原案の中国映画『忠犬八公(Hachiko)』がトップ3をキープ!東京の渋谷駅まで飼い主の帰りを毎日出迎えに行き、飼い主の死後も約10年にわたって通い続けて飼い主の帰りを待ったという忠犬ハチ公の感動的な物語は世界的に知られており、これまでさまざまな形で映像化されてきましたが、中国での映画化はこれが初です。

【4位】すずめの戸締まり

監督:新海誠

主演(吹替):原菜乃華松村北斗(#SixTONES)染谷将太花澤香菜神木隆之介

新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』が、中国本土で絶賛公開中。監督自身の作品『君の名は。』で築き上げた中国本土での記録を自ら塗り替えました。日本各地の廃墟に点在する“災いの元となる扉”を閉めるために旅をする少女の姿を描く物語です。

【5位】ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

公開日:2023年4月5日

監督:アーロン・ホーバスマイケル・イェレニック

主演(吹替):クリス・プラットアニャ・テイラー=ジョイチャーリー・デイジャック・ブラックキーガン=マイケル・キーセス・ローゲン

世界的人気ゲームである任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」を映画化した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(中国題:超級馬力欧兄弟大電影)』がトップ5をキープ!マリオの声は、中国で「星爵」の愛称で親しまれるクリス・プラットが、ピーチ姫はアニャ・テイラー=ジョイがそれぞれ務めます。日本でも4月28日から公開中。

【6位】保你平安

公開日:2023年3月10日

監督:大鵬

主演:大鵬

映画監督や俳優、プロデューサー、タレントとして活躍している大鵬(ダーポン)が監督と主演を務める最新作『保你平安』がトップ10をキープ。前作『吉祥如意(The Reunions)』から約2年ぶりの新作として大きく期待されるこの作品は、墓地の販売で生計を立てる元チンピラの中年男性・平安がひょんなことから妙な噂に巻き込まれ、真相を探す旅に出かけるという物語です。

【7位】暴風

公開日:2023年4月14日

監督:陳嘉上

主演:陳偉霆

『画皮あやかしの恋』(2008)や『チャイニーズ・フェアリー・ストーリー(原題:画壁)』(2011)などの話題作で知られる中国香港の陳嘉上(ゴードン・チャン)監督の最新作は、1930年代の広東省・汕頭(スワトウ)を舞台にした戦争アクション。汕頭は、深圳や珠海と同じく80年代初頭に経済開放された経済特区の1つとして知られていますが、30年代には、外国による侵略と軍閥の混戦が続く土地でした。本作はそんな時代を背景に、正義と悪の戦いが白熱する中で、各勢力の諜報員が活躍する様子を描いています。日本での公開は未定です。

【8位】望道

公開日:2023年3月24日

監督:侯咏

主演:劉燁

早い時期からの中国共産党員であり、『共産党宣言』を中国語に翻訳した人物として知られる陳望道の活動を描く伝記映画『望道(Manifesto)』がトップ10への返り咲きを果たしています。人気俳優の劉燁(リウ・イエ)と胡軍(フー・ジュン)が2001年公開の『藍宇〜情熱の嵐〜』以来、再共演を果たすことでも話題となっています。

【9位】宇宙探索編輯部

公開日:2023年4月1日

監督:孔大山

主演:楊皓宇

2021年10月の平遥国際映画祭で初公開された異色の中国映画『宇宙探索編輯部(Journey to the West)』が一般公開中!地球外生命体の研究に夢中になっていた、SF系雑誌『宇宙探索』の編集者である男が、宇宙人からと思われるシグナルを受信したことをきっかけに、仲間たちと宇宙人探しの旅に出かける物語です。

【10位】タイタニック

再上映日:2023年4月3日

監督:ジェームズ・キャメロン

主演:レオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレット

不滅の名作『タイタニック』の公開25周年を記念した3Dリマスター版が中国本土でトップ10をキープ。同作の中国本土初公開は1998年4月3日で興行収入約70億円、その後、2012年4月10日に再上映された際の興行収入は約180億円でした。当時、俳優として頭角を現したレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットは今や、ハリウッドを代表するトップスターとなっています。

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