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中国本土映画興行週間ランキング(2022.12.12–2022.12.18)

CRIPublished: 2022-12-23 20:52:31
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世界のファン待望のジェームズ・キャメロン監督作『アバター』の約13年ぶりの続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(中国題:阿凡達:水之道)』が12月16日に中米日で同時公開スタート!世界各地の映画ランキングを席巻し、中国でも危なげなく1位に君臨。初動記録は4億元(約78億円)に迫っています。「ONE PIECE」と「名探偵コナン」の新作劇場版はいずれもトップ3にとどまり、中国以外の作品がトップ3を独占するという、コロナ禍以来まれに見る現象が起こっています。

単位:万元

~作品紹介~

【1位】アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

公開日:2022年12月16日

監督:ジェームズ・キャメロン

主演:サム・ワーシントンゾーイ・サルダナシガニー・ウィーバースティーヴン・ラングケイト・ウィンスレット

ジェームズ・キャメロン監督作『アバター』の約13年ぶりの続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(中国題:阿凡達:水之道)』が12月16日に中米日で同時公開スタート!本作は第1作の10年後を描いたもので、神秘の星パンドラに人類が再びやってきたことから、パンドラの森で平和に暮らしていた元海兵隊員と先住民の女性たちが海へと逃れる様子を描いています。メインキャストは前作と同様、元海兵隊員をサム・ワーシントンが、先住民の女性をゾーイ・サルダナが演じています。共演は、シガニー・ウィーバーやスティーヴン・ラング、ケイト・ウィンスレットなど。これは全5作からなる「アバター」シリーズの2作目で、3作目が2024年に公開予定です。

【2位】ONE PIECE FILM RED

公開日:2022年12月1日

監督:谷口悟朗

主演(吹替):田中真弓中井和哉岡村明美山口勝平平田広明大谷育江山口由里子矢尾一樹チョー宝亀克寿名塚佳織 Ado 津田健次郎池田秀一

「ONE PIECE」の劇場版第15作(FILMシリーズ4作目)の『ONE PIECE FILM RED(中国題:航海王:紅髪歌姬)』がトップ3をキープ!本作は今年8月6日に日本で公開されたあと、8月21日に北京国際映画祭の出品作としてたった1回のみ北京市内の劇場で上映され、チケットが一秒で完売するほどの注目を浴びました。その内容は映画オリジナルキャラクターの歌姫・ウタをめぐる物語で、世界中の人々を魅了するウタのライブが行われる島にモンキー・D・ルフィら麦わらの一味が集結するというもの。そこで明かされるウタの出生の秘密とは?

【3位】名探偵コナンハロウィンの花嫁

監督:満仲勧

主演(吹替):高山みなみ山崎和佳奈小山力也古谷徹高木渉湯屋敦子緑川光神奈延年林原めぐみ山口勝平白石麻衣

今年4月に日本で公開された劇場版『名探偵コナン』シリーズの第25作『名探偵コナンハロウィンの花嫁』が、中国本土で1か月にわたってロングヒットを記録中。本作は、公安警察・降谷零の首に装着された首輪型爆弾を解除しようと、コナンたちがハロウィンでにぎわう渋谷を駆け回る様子を描くもので、日本では現時点での累計観客動員数は680万人、累計興行収入が94.8億円を突破してシリーズ最高興収となったということです。

【4位】掃黒行動

公開日:2022年11月11日

監督:林徳禄

主演:周一囲

「黒社会(マフィアやギャング、犯罪組織など)」を一掃する取り組みを描く最新作『掃黒行動(The Tipping Point)』がトップ5をキープ。香港の汚職捜査機関「ICAC(廉政公署)」の活躍を描くサスペンス・シリーズ「反貪風暴」などの林徳禄(デビッド・ラム)監督がメガホンを取り、2009年に中日合作ドラマ『蒼穹の昴』に出演し、今は数々のドラマや映画、バラエティなどで活躍中の人気俳優、周一囲(ジョウ・イーウェイ)が主演を務めています。

【5位】万里帰途

監督:饒暁志

主演:張訳

劉徳華(アンディ・ラウ)と肖央(シャオ・ヤン)のW主演作『人潮汹湧(Endgame)』で知られる饒暁志(ラオ・シャオジー)監督の最新作『万里帰途(Home Coming)』がロングヒットを記録中。本作は史実をもとにしたもので、戦争が勃発したヌーミア共和国で、元外交官と外交部の新人が戦火の中、中国の同胞を連れて帰国の途につく物語です。

【6位】FALL

公開日:2022年11月18日

監督:スコット・マン

主演:グレース・キャロライン・カリーヴァージニア・ガードナージェフリー・ディーン・モーガン

今年8月に米国で公開されたスリラー映画『FALL(中国題:墜落)』が中国本土で好評上映中。高さ2000フィートの電波塔を自らの意志で登った親友同士のベッキーとハンターが、そこから降りられずに、大変な事態に陥る姿を描くもので、“恐怖中毒者”にはたまらない作品かもしれませんが、高所恐怖者の方は観るかどうか慎重に判断すべき1本と言えます。日本公開は未定です。

【7位】コーラス

公開日:2022年12月2日

監督:クリストフ・バラティエ

主演:ジェラール・ジュニョジャン=バティスト・モニエジャック・ペランフランソワ・ベルレアンマリー・ビュネルカド・メラッド

世界の映画史に残るフランスの名作『コーラス(中国題:放牛班的春天)』が約18年ぶりに中国本土で再上映を実施中。本作はクリストフ・バラティエ監督が1944年のフランス映画『春の凱歌』を原案に制作したもので、戦後まもない1949年頃のフランスを舞台に、23人の子供達と1人の音楽教師が織り成す感動的な物語となっています。日本では2005年4月に一般公開されました。

【8位】鋼鉄意志

公開日:2022年9月30日

監督:寧海強

主演:劉燁

『山の郵便配達(原題:那人那山那狗)』(1998)により日本でも知られる人気俳優・劉燁(リウ・イェ)が主演を務める新作『鋼鉄意志(Steel Will)』がロングヒット中。新中国成立前夜、中国の東北地方の鞍山鉄鋼工場を舞台に、敵の陰謀から工場を守りきった工場スタッフたちが、ほぼ廃墟となった工場で製鉄に挑む勇姿を描いています。

【9位】ザリガニの鳴くところ

公開日:2022年11月25日

監督:オリヴィア・ニューマン

主演:デイジー・エドガー=ジョーンズテイラー・ジョン・スミスハリス・ディキンソンマイケル・ハイアット

今年7月に米国で一般公開された話題作『ザリガニの鳴くところ(中国題:沼澤深処的女孩)』が約4カ月越しに中国本土で一般公開中!本作は、ディーリア・オーエンズの同名小説を実写化したラブミステリーで、湿地帯でたった一人で育った少女が殺人事件に巻き込まれた壮絶な半生と事件の真相を描く物語です。日本公開は11月18日。

【10位】2022フランス映画名作上映会

公開日:2022年12月17日

上海国際映画祭の主催機関である上海国際映画祭・テレビ祭センターが主催する2022フランス映画名作上映会が17日から開催中。今年は、フランス映画界の巨匠アラン・レネの生誕100周年とフランソワ・トリュフォーの生誕90周年を記念して、「レネ&トリュフォー:フランス映画の巨匠たち」をテーマに複数の作品が上映されています。

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