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中国本土映画興行週間ランキング(2022.9.5–2022.9.11)

CRIPublished: 2022-09-15 16:02:39
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中秋節の3連休を挟んだ1週間、ニューエントリーは5本、ランキングを制したのは中国で大ブレイクして日本公開も果たしたコメディ映画『こんにちは、私のお母さん(原題:你好,李煥英)』(2021)の姉妹編ともされる、『哥,你好(Give Me Five)』。初動記録は約1.4億元(約29億円)でした。

単位:万元

~作品紹介~

【1位】哥,你好

監督:張栾

主演:馬麗

コメディ映画『哥,你好(Give Me Five)』が1位に君臨!タイトルは直訳すると、「こんにちは、私のお兄さん」。1980年代にタイムスリップした男性・小伍が、青年時代の両親のなれそめを邪魔してしまったことに気づき、2人の関係修正に奔走する物語を描いています。主演には、現在大ブレイク中の『独行月球(Moon Man)』などの馬麗(マー・リー)と常遠(チャン・ユエン)、三谷幸喜監督の『ザ・マジックアワー』(2008)が原案の『這个殺手不太冷静(Too Cool To Kill)』などで大きな存在感を放った魏翔(ウェイ・シャン)ら、喜劇団体「開心麻花(カイシンマーファー)」所属のコメディアンが勢ぞろいしています。人気俳優の賈氷(ジャー・ビン)も共演。

【2位】独行月球

公開日:2022年7月29日

監督:張吃魚

主演:瀋騰

喜劇団体「開心麻花(カイシンマーファー)」の瀋騰(シェン・タン)&馬麗(マー・リー)がW主演するSFコメディ『独行月球(Moon Man)』がロングヒット中。本作は、地球を小惑星の衝突から守るための「月盾プロジェクト」が月で実施される中、ひょんなことから月からの撤退に間に合わず一人取り残された作業員の男、独孤月が「月上生活」を始める様子を描いています。これで、馬麗(マー・リー)は、主演作がワンツーを独占し、中国トップ女優の座を不動のものに。

【3位】新神榜:楊戬

監督:趙霁

主演:王凱

「新神榜」シリーズ第2弾『新神榜:楊戬』がトップ3をキープ!このシリーズは中国古典小説『封神演義(ほうしんえんぎ)』の登場人物を中心としたオリジナルストーリーで、シリーズ第1弾は2021年2月26に日本公開も果たした『ナタ転生(新神榜:哪吒重生)』。本作の主人公・楊戬(ようせん)は、「二郎神」や「二郎真君」の異名を持ち、額に縦長の第3の眼を持つことで知られ、封神の戦いにおいて姜子牙の陣営で活躍しました。本作は、楊戬とその甥の沈香と共に、山に封印された沈香の母親(楊戬の妹)を救出するために奔走する物語を描いており、もう1つの古代神話伝説である『宝蓮灯(ほうれんとう)』の要素も取り入れられています。

【4位】世間有她

公開日:2021年4月30日

監督:張艾嘉

主演:周迅

中華圏を代表する女性監督3人によるオムニバス映画『世間有她(Her Story)』が初登場4位。コロナ禍が世界的に猛威を振るった2020年を背景に、数人の女性が家庭、仕事、恋愛などの狭間で生き抜く様子を描いた4つの短編で構成されています。監督として、『君のいた永遠(とき)』(1999)や『20.30.40の恋』(2004)などの張艾嘉(シルヴィア・チャン)、『門(陰陽界)』(2007)やドラマ『新版紅楼夢』(2010)などの李少紅(リー・シャオホン)、『シュウシュウの季節』(1998)や『オータム・イン・ニューヨーク』(2000)などの陳沖(ジョアン・チェン)が、今を生きる女性のパワーをそれぞれの視点で表現します。主演は、『チィファの手紙(原題:你好,之華)』(2018)や『陰陽師:二つの世界(原題:侍神令)』(2021)などの周迅(ジョウ・シュン)、『少年の君(原題:少年的你)』(2019)などの易烊千玺(イーヤンチェンシー)、そして『大捜査の女(原題:大捜査之女)』(2008)や『花椒の味(原題:花椒之味)』(2019)の鄭秀文(サミー・チェン)などです。

【5位】隠入塵煙

公開日:2022年2月25日

監督:李叡珺

主演:武仁林

2月10日開幕の第72回ベルリン国際映画祭・コンペティション部門(金熊賞)に出品された中国映画『隠入塵煙(Return to Dust)』が中国大陸で絶賛公開中!本作は国際映画祭などで注目を集めた李叡珺(リー・ルイジュン)監督の最新力作で、中国西北部の田舎を舞台に、それぞれの家族に見捨てられた男女が、耕作を通じて出会い、心を通わせていく日々を描いています。アーバンな美女のイメージで知られる人気女優の海清(ハイチン)が、農村女性という役どころを演じることでも話題となっています。日本公開は未定です。

【6位】媽媽!

公開日:2022年5月8日

監督:楊荔鈉

主演:呉彦姝

この8月に開催された北京国際映画祭コンペ部門出品作『媽媽!(Song of Spring)』が一般公開をスタート。本作は2人暮らしをする母と娘の絆を描くもので、アルツハイマーを患った65歳の娘の世話を、85歳という高齢の母親がすることになる物語です。この作品でメガホンを取る楊荔鈉(ヤン・リーナー)は、第42回ロッテルダム国際映画祭に選ばれた『春夢(Longing for the Rain)』(2013)や第22回上海国際映画祭コンペティション部門に出品され、第15回大阪アジアン映画祭でも注目を集めた『春潮(Spring Tide)』(2019)で知られる女性監督。この新作『媽媽!(Song of Spring)』には英題から分かる通り『春歌』という別名があり、『春夢』と『春潮』に続く、現代の中国人女性の生き方に焦点を当てた「女性3部作」の3作目に当たります。主演の母親役は、日本での一般公開も果たした中国映画『妻の愛、娘の時(原題:相愛相親)』(2017)や『北京遇上西雅図之不二情書(Book Of Love )』などのベテラン女優、呉彦姝(ウー・イェンシュー)、娘役は『法官媽媽(A Young Prisoner's Revenge)』(2001)で知られる実力派の奚美娟(シー・メイジュエン)です。日本公開は未定。

【7位】還是覚得你最好

監督:陳咏燊

主演:黄子華

中国香港テイストのコメディ映画『還是覚得你最好(Table for Six)』が7位に初登場!再会した元カノが自分の弟の嫁になっていることに気づいた男性の物語です。『逆流大叔(Men On The Dragon)』などの陳咏燊(ウィンサン・チャン)監督がメガホンをとっています。

【8位】ミニオンズフィーバー

公開日:2022年8月19日

監督:カイル・バルダ

主演:ピエール・コフィンスティーヴ・カレルタラジ・P・ヘンソンミシェール・ヨー

2015年に公開された『ミニオンズ』の待望の続編『ミニオンズフィーバー(中国題:小黄人大眼萌:神偸奶爸前伝)』がトップ5をキープ!2010年に始まった「怪盗グルー」シリーズの5作目にあたる本作は、1970年代を舞台に、ケビン、スチュアート、ボブらミニオンたちが、何者かに連れ去られた少年グルーを救出するため、カンフーをマスターして騒動を巻き起こす様子を描いています。日本では7月15日から公開中です。

【9位】海的尽頭是草原

公開日:2022年9月9日

監督:爾冬陞

主演:陳宝国

8月13日~20日に開催された北京国際映画祭メインコンペティション部門「天壇奨」のノミネート作品として大注目を浴び、同映画祭のオープニング作品として上映された『海的尽頭是草原(In Search of Lost Time)』が9月9日から中国本土で一般公開スタート!本作は、中国香港の名監督&名優の爾冬陞(イー・トンシン)がメガホンをとるもので、1960年代に3000人の孤児が内蒙古自治区で救済された感動的な史実を再現しています。タイトルを直訳すると「海の果ては草原」となり、タイトルどおり内蒙古の大草原の絶景と厚い人情味が味わえる作品に仕上がっています。主演に抜てきされたのは、ドラマ俳優として数々のヒットを飛ばしてきたトップ俳優の陳宝国(チェン・バオグオ)、共演は人気女優の馬蘇(マー・スウ)やオペラ歌手としても活躍中の阿雲嘎(アユンガ)など。日本での公開は未定です。

【10位】明日戦記

公開日:2022年8月12日

監督:呉炫輝

主演:古天樂

古天樂

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