日本語

中国本土映画興行週間ランキング(2022.7.11–2022.7.17)

CRIPublished: 2022-07-22 16:10:56
Share
Share this with Close
Messenger Pinterest LinkedIn

前週2位だった、劉青雲(ラウ・チンワン)主演作『神探大戦(Detective VS. Sleuths)』が中国版『おくりびと』とも言える『人生大事(Lighting Up The Stars)』に逆転勝ちして1位をゲット。『人生大事(Lighting Up The Stars)』は興行収入14億元(約287億円)を超え、大ヒットを記録!葉月抹茶の漫画『一週間フレンズ。』の中国実写版『一周的朋友(One Week Friends)』と『映画ドラえもんのび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ)2021(中国題:哆啦A夢:大雄的宇宙小戦争2021)』はいずれもトップ10をキープ。

単位:万元

~作品紹介~

【1位】神探大戦

監督:韋家輝

主演:劉青雲

『マッスルモンク』(2003)などで知られる中国香港の名監督、韋家輝(ワイ・カーファイ)の最新作は、中国香港を代表する名優、劉青雲(ラウ・チンワン)が主演を務めるクライムサスペンス『神探大戦(Detective VS. Sleuths)』。本作は、同じく韋家輝と劉青雲のタッグによる『MAD探偵7人の容疑者(原題:神探)』(2007)から15年ぶりとなる姉妹編で、物語に関連性はありませんが、主人公はいずれも奇行で周りに迷惑をかけながらも事件捜査に定評のある名探偵(神探)です。今作で劉青雲が演じる名探偵が挑む相手は、数々の凶悪事件を起こした犯罪グループ、その名も「神探」。作中で描かれる事件は全て香港で実際に起こった事件だということです。

【2位】人生大事

公開日:2022年6月24日

監督:劉江江

主演:朱一龍

人気俳優、朱一龍(ジュウ・イーロン)主演の話題作『人生大事(Lighting Up The Stars)』がトップ3をキープ!中国版『おくりびと』とも言える、葬祭業をモチーフにしたこの作品は、平遥国際映画祭の新人監督をサポートする投資プロジェクトに選ばれた作品です。納棺師の莫三妹が、ある納棺の仕事をきっかけに、孤児になった女の子・小文と出会ったことで人生を大きく変えていく物語です。

【3位】外太空的莫扎特

公開日:2022年7月15日

監督:陳思誠

主演:黄渤

日本公開も果たしたミステリー映画「唐人街探案(唐人街探偵)」シリーズの陳思誠(チェン・スーチェン)が監督と脚本を手掛ける最新作、ファンタジー要素を取り入れたファミリー映画『外太空的莫扎特(Mozart from Space)』が、この夏休みに合わせて7月15日に一般公開スタート。天文学が大好きな男の子・任小天と、彼をピアニストに育てようと必死の頑固な父親、任大望という親子のもとに、ある日、謎の宇宙人「モーツァルト」が現れたことで、日常が激変するという物語です。『穿過寒冬擁抱你(Embrace Again)』(2022)など数々の話題作で主演を務めるトップ俳優の黄渤(ホァン・ボー)と、2020年に大ブレイクを記録した連ドラ『隠秘的角落(The Bad Kids)』で一躍注目を集めた天才子役の栄梓杉(ロン・ズーシャン)が親子役を演じており、共演者には、『送我上青雲(Send Me to the Clouds)』などの人気女優、姚晨(ヤオ・チェン)や『鉄道英雄(Railway Heroes)』(2021)などの范偉(ファン・ウェイ)、人気コメディアンの賈氷(ジャー・ビン)と許君聡(シュー・ジュンツォン)ら旬な顔ぶれが勢ぞろいしています。

【4位】ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

公開日:2021年6月10日

監督:コリン・トレヴォロウ

主演:クリス・プラットブライス・ダラス・ハワードサム・ニールローラ・ダーンジェフ・ゴールドブラムママドゥ・アティエディワンダ・ワイズ

「ジュラシック・ワールド」三部作の3作目にあたる待望の完結編『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(中国題:侏羅紀世界3)』。「ジュラシック・パーク」シリーズの6作目である本作は、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)から4年ぶりとなる続編。前作で恐竜が解放されてから4年後、中生代を彷彿とさせる光景が広がる世界で、恐竜と人類の共存が大きな課題となる中、主人公・オーウェンたちが恐竜の保護を目指す様子が描かれています。日本では、7月29日に公開予定です。

【5位】海底小縦隊:洞穴大冒険

公開日:2022年7月9日

監督:ブレア・サイモンス

キッズ向けアニメ『海底小縦隊』の劇場版第2作『海底小縦隊:洞穴大冒険(Octonauts and the Caves of Sac Actun)』がトップ5をキープ。海底で動物たちが冒険を繰り広げるシリーズで、2021年の前作『海底小縦隊:火焔之環(Octonauts: The Ring of Fire)』に続き、2年連続での劇場版公開となりました。

【6位】衝出地球

公開日:2022年7月16日

監督:錦鯉

『哪吒之魔童降世(Ne Zha)』や『姜子牙(LEGEND OF DEIFICATION)』などの話題作を手掛けてきたアニメーション制作会社「彩条屋影業」が力を入れる最新作『衝出地球(Rainbow Sea Fly High)』が初登場6位。錦鯉(ジン・リー)や李岱昆(リー・ダイクン)、張磊(ジャン・レイ)、閻萌萌(イェン・モンモン)、楊凝(ヤン・ニン)といった若手5人が共同で監督を務め、アニメーター1000人以上が6年かけて完成させた今回の新作は、大人気のTVアニメ『星遊記』を原案にしたもので、今までの時代劇ファンタジーとは一味違うSFアドベンチャーに仕上がっています。「天墙計画」という宇宙飛行禁止令が発令された近未来の世界で、あえてそれを破って宇宙飛行に挑もうとする一人の少年の物語です。

【7位】隠入塵煙

公開日:2022年2月25日

監督:李叡珺

主演:武仁林

今年2月の第72回ベルリン国際映画祭・コンペティション部門(金熊賞)に出品された中国映画『隠入塵煙(Return to Dust)』が中国本土で一般公開をスタート!本作は国際映画祭などで注目を集めた李叡珺(リー・ルイジュン)監督の最新作で、中国西北部の田舎を舞台に、それぞれの家族に見捨てられた男女が、耕作を通じて出会い、心を通わせていく日々を描いています。李監督は2012年に『白鶴に乗って(原題:告訴他們、我乘白鶴去了)』を引っさげてヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門に登場し、頭角を現しました。以降、2014年の『僕たちの家(うち)に帰ろう(原題:家在水草豊茂的地方)』が第27回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、日本公開も果たし、2017年の『路過未来(Walking Past the Future)』がカンヌ国際映画祭ある視点部門に出品されています。李監督の作品が国際映画祭のコンペ部門に登場するのは本作が初めて。アーバンな美女のイメージで知られる人気女優の海清(ハイチン)が、農村女性という役どころを演じることでも話題となっています。日本での公開は未定です。

【8位】一周的朋友

公開日:2022年6月25日

監督:林孝謙

主演:趙今麦

日本の漫画作品『一週間フレンズ。』を原案にした『一周的朋友(One Week Friends)』がトップ10をキープ!原作のストーリーの舞台を中国に置き換えた内容となっており、高校生の徐又樹と仲間たちが、「1週間で友達との記憶を無くしてしまう」というクラスメイトの林湘之をサポートする中で、林の記憶喪失の原因が明らかになっていくというもの。

【9位】映画ドラえもんのび太の宇宙小戦争

公開日:2022年5月28日

監督:山口晋

主演:水田わさび大原めぐみかかずゆみ木村昴関智一朴璐美梶裕貴諏訪部順一松岡茉優ミルクボーイ香川照之

『映画ドラえもんのび太の宇宙小戦争(リトル・スター・ウォーズ)2021』が中国大陸でロングラン上映中!本作は同シリーズ通算41作目で、1985年に制作された大長編シリーズの6作目『ドラえもんのび太の宇宙小戦争』のリメイク作品に当たります。ドラえもんの劇場作品のリメイクは『映画ドラえもん新・のび太の日本誕生』(2016年)以来6年ぶりとなりました。本作では、ピリカ星の大統領と出会ったのび太やドラえもんが大統領を狙う反乱軍に立ち向かう様子を描くもので、監督は「超劇場版ケロロ軍曹」シリーズなどの山口晋。

【10位】你是我的春天

公開日:2022年7月1日

監督:周楠

主演:周冬雨

コロナ禍を背景に、家族や友人、恋人など大事な人を守るためにたくましく生きる人々の群像を描くオムニバス映画『你是我的春天

Share this story on

Messenger Pinterest LinkedIn