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中国大陸部映画興行週間ランキング(2022.1.31–2022.2.6)

CRIPublished: 2022-02-11 14:07:00
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映画業界の一番の書き入れ時とされる春節休み、ニューエントリーは9本。この正月映画商戦を制したのは、中国大陸部映画興行ランキング歴代1位に躍り出た『長津湖(THE BATTLE AT LAKE CHANGJIN)』(2021)の続編『長津湖之水門橋(BATTLE AT LAKE CHANGJIN II)』、初動記録はなんと25億元(453億円)を突破。

単位:万元

~作品紹介~

【1位】長津湖之水門橋

監督:陳凱歌

主演:呉京

『長津湖(THE BATTLE AT LAKE CHANGJIN)』(2021)から4カ月ぶりとなる続編『長津湖之水門橋(Battle At Lake Changjin II)』が1位に君臨。監督には、陳凱歌(チェン・カイコー)、徐克(ツイ・ハーク)、林超賢(ダンテ・ラム)の3人、メインキャストには、呉京(ウー・ジン)や易烊千璽(イー・ヤンチェンシー)、朱亜文(ジュー・ヤーウェン)、李晨(リー・チェン)らが全員続投しています。抗米援朝の時期における戦役の一つ「長津湖の戦い」を背景に、中国人民志願軍が極寒の厳しい環境の中で敵との死闘を展開し戦局を逆転させたという71年前の壮絶な歴史を再現するこのシリーズですが、本作では志願軍7連の兵士たちが「新興里の戦い」と「下碣隅里の戦い」に続く新たな難ミッションに挑む様子を描いています。

【2位】這个殺手不太冷静

監督:邢文雄

主演:馬麗

大人気を誇る喜劇団体「開心麻花(カイシンマーファー)」のコメディ映画は、近年の春節映画シーンに欠かせない存在となっています。馬麗(マー・リー)や魏翔(ウェイ・シャン)らが主演を務めるこの新作は、フランスのリュック・ベッソン監督の名作『レオン(中国題:這个殺手不太冷)』を意識させる作りで、殺し屋映画の主演に抜てきされた俳優の魏が、映画撮影中に危機一髪の陰謀に巻き込まれていくストーリーです。「開心麻花(カイシンマーファー)映画」の名作『西虹市首富(Hello Mr. Billionaire)』(2018)や『夏洛特煩悩(Goodbye Mr.Loser)』(2015)などを手掛けてきた監督コンビ、閆非(イェン・フェイ)&彭大魔(ポン・ダーモオ)が本作ではプロデューサーを務めています。

【3位】奇跡

監督:文牧野

主演:易烊千璽

『薬の神じゃない!(原題:我不是藥神)』(2018)で鮮烈な長編デビューを果たした文牧野(ウェン・ムーイエ)監督の待望の長編作第2弾『奇跡(Nice View)』が、トップ3入りを果たしました。プロデューサーは『クレイジー・ストーン〜翡翠狂騒曲〜(原題:瘋狂的石頭)』(2006)などの寧浩(ニン・ハオ)監督で、主演を超人気グループTFBOYS(ティー・エフ・ボーイズ)の一人で『少年の君(原題:少年的你)』(2019)などの易烊千璽(イー・ヤンチェンシー)が務めていることで大注目を浴びています。共演は新人の田雨(ティエン・ユー)や陳哈琳(チェン・ハリン)、『薬の神じゃない!(原題:我不是藥神)』にも出演した章宇(チャン・ユー)など。本作は、中国の大都会・深圳を舞台に、易烊千璽が演じる青年・景浩が妹の手術費を集めるために仲間たちと起業するサクセスストーリーです。

【4位】熊出没・重返地球

監督:丁亮

主演

中国東北部の山林地帯に住む熊の兄弟「熊大」と「熊二」、それに坊主頭の木こり「光頭強」とのかけがえのない日々を描く中国の名作アニメ「熊出没」シリーズの最新作『熊出没・重返地球(Boonie Bears:Back To Earth)』が好評公開中!本作はシリーズ通算8作目に当たり、ヒーローになることを夢見ていた「熊二」がひょんなことから、宇宙から降ってきた「隕石」のパワーを手に入れ、それを奪還しようと攻撃を仕掛けてくる宇宙人「阿布」と、地球を守るために対峙するストーリーとなっています。監督はシリーズ通しておなじみの丁亮(ディン・リャン)。ボイスキャストも、前作から張偉(ジャン・ウェイ)や張秉君(ジャン・ビンジュン)、譚笑(タン・シャオ)らを続投しています。

【5位】四海

監督:韓寒

主演:劉昊然

2014年に『後会無期(Continent)』で鮮烈な監督デビューを果たした中国の人気作家、韓寒(ハン・ハン)の『ペガサス/飛馳人生』(2019)に次ぐ、長編監督作第4弾『四海(Leek)』がいよいよ2022年の春節映画として一般公開中!本作は、留守児童の少年(留守児童とは、中国の急速な経済発展を背景に、農村から都市への出稼ぎ労働者が増加する中、その労働者たちが故郷に残してきた子どものこと)である呉仁耀が、久々に帰ってきた父親とその仲間たちと共にバイクに乗って冒険の旅に出るというもの。主演は日本公開も果たした「唐人街探偵」シリーズの劉昊然(リウ・ハオラン)と、張芸謀(チャン・イーモウ)監督の『一秒鐘』に抜てきされた若手女優の劉浩存(リウ・ハオツン)。

【6位】狙撃手

監督:張芸謀

主演:陳永勝

2021年7月に公開予定とされていた、張芸謀(チャン・イーモウ)監督の新作『狙撃手』が、いよいよこの春節の映画商戦に参戦!本作は張芸謀が、同じく監督として活躍中の娘、張末(チャン・モオ)と共に送り出すもので、抗米援朝時期の冷槍冷砲運動(狙撃作戦)を背景に、中国人民志願軍が米国の精鋭スナイパー部隊と死闘を展開する勇姿を描いた物語となっています。主演は、『一秒鐘(One Second)』(2019)や『懸崖之上(Impasse)』(2021)など、近年の張芸謀監督作品に欠かせない存在となっている人気俳優、張訳(ジャン・イー)に、『風平浪静(Back to the Wharf)』(2020)などの話題作に出演している章宇(ジャン・ユー)などです。

【7位】喜羊羊与灰太狼之筐出未来

監督:黄偉明

主演

「熊出没」と肩を並べる中国の名作アニメシリーズ「喜羊羊与灰太狼」、今年の春節(旧正月)に2015年以来7年ぶりとなる通算7作目『喜羊羊与灰太狼之筐出未来(Pleasant Goat and Big Big Wolf: Dunk for Future)』が一般公開中。本作は、昨年に放送されたTVアニメ『喜羊羊与灰太狼之筐出勝利』の劇場版にあたり、主人公の喜羊羊と灰太狼を中心としたバスケットボールチームが再集結し、新たな全国大会に挑む様子を描いています。2015年の『喜羊羊与灰太狼之羊年喜羊羊(Pleasant Goat and Big Big Wolf – Amazing Pleasant Goat)』から、監督の黄偉明(ホァン・ウェイミン)と、主演の祖晴(ズウ・チン)、張琳(ジャン・リン)らが続投する形になっています。また、年内には劇場版8作目も上映される予定です。

【8位】小虎墩大英雄

監督:曾靖雄

主演

今年は寅年ということで、そんなトラにちなんだ時代劇アニメ『小虎墩大英雄(Run,Tiger Run!)』が初登場8位。少年・虎墩が鏢師(古代の中国に存在する鏢局に務めるボディーガードのこと)として活躍し、成長していく姿を描く作品です。

【9位】パウ・パトロールザ・ムービー

公開日:2022年1月14日

監督:カル・ブランカー

主演:イアン・アーミテイジマルセイ・マーティンヤラ・シャヒディキム・カーダシアン・ウェスト

カナダと米国の合作による低年齢層向けのTVアニメシリーズ『パウパトロール』の最新劇場版『パウ・パトロールザ・ムービー(中国題:汪汪隊立大功大電影)』がトップ10をキープ。本作は、『パウパトロール:マイティーパップス(中国題:汪汪隊立大功之超能救援)』に次ぐもので、少年と子犬たちからなるチーム「パウ・パトロール」が、アドベンチャー・ベイから都会のアドベンチャーシティへ舞台を移し、新市長が引き起こした混乱から街を救おうと奮起するストーリーです。日本では2021年8月20日に一般公開されました。

【10位】好想去你的世界愛你

公開日:2022年2月1日

監督:孫琳

主演:周依然

今年のバレンタイン映画『好想去你的世界愛你

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