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中国大陸部映画興行週間ランキング(2021.12.20–2021.12.26)

CRIPublished: 2021-12-31 17:19:00
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2021年も残りわずか、国産映画がトップ10を独占する形に!「唐人街探案(唐人街探偵)」シリーズが記録的なヒットとなった陳思誠(チェン・スーチェン)監督がプロデューサーを務める社会派サスペンス『誤殺(SHEEP WITHOUT A SHEPHERD)』の第2弾が2週連続1位をゲット。全編上海方言による試験的な新作『愛情神話(B FOR BUSY)』が初登場3位に。

単位:万元

~作品紹介~

【1位】誤殺2

監督:戴墨

主演:肖央

社会派サスペンス『誤殺(Sheep Without a Shepherd)』の第2弾が2週連続1位をゲット!今作は、前作の続きではなく、まったく新しいストーリーとして制作されていますが、肖央は前作同様、家族を守るために悪の勢力と戦う父親を演じています。

【2位】雄獅少年

監督:孫海鵬

主演

一人の「留守児童」が獅子舞を通して成長する姿を描くアニメ映画『雄獅少年(I Am What I Am)』がトップ3をキープ。「留守児童」とは、中国の急速な経済発展を背景に、農村から都市への出稼ぎ労働者が増加する中、その労働者たちが故郷に残してきた子どものこと。本作では、そんな「留守児童」である少年が、仲間たちと共に獅子舞コンクールに参加することで弱虫から勇気あふれるヒーローへと成長していく様子が描かれています。

【3位】愛情神話

監督:邵芸輝

主演:徐崢

2020年のFIRST青年映画祭で注目を集めた若手女性監督・邵芸輝(シャオ・イーホイ)がメガホンを取る新作ラブコメ『愛情神話(B for Busy)』が12月24日から好評公開中。本作は、中国の大都会・上海を舞台に、シングルマザー、バツイチ女性、夫が行方不明の妻という3人の「ワケあり女性」の生き様を描いたもので、都市化が進む中国の今の姿が分かる作品となっています。3人の女性は、演技派女優の馬伊琍(マー・イーリー)、呉越(ウー・ユエ)、倪虹潔(ニー・ホンジエ)がそれぞれ演じています。また、3人の女性の共通の友人を演じているのは、この作品のプロデューサーでもある徐崢(シュー・ジェン)です。徐崢は『愛しの母国(原題:我和我的祖国)』(2019)、『愛しの故郷(原題:我和我的家郷)』(2020)、『我和我的父輩(直訳:私と私の父親)』(2021)という「国慶節三部作」でシリーズ通して監督と主演を務めており、中国映画シーンでいま最も活躍している映画人の一人です。

【4位】跨過鴨緑江

公開日:2021年12月17日

監督:董亜春

主演:唐国強

中国の戦争歴史映画『跨過鴨緑江(Crossing the Yalu River)』がトップ5の座をキープ。本作は中国人民志願軍の司令官兼政治委員である彭徳懐氏からの視点で、戦前の国際情勢の急展開から板門店休戦協定締結まで、抗米援朝戦争の全過程を再現しています。

【5位】古董局中局

公開日:2021年12月3日

監督:郭子健

主演:雷佳音

国産新作『古董局中局(Schemes In Antiques)』がトップ5を死守。日本から返還される唐代の仏頭という貴重なアンティークをめぐって怪事件が起こる中、仏頭に秘められた秘密が明らかになっていく冒険サスペンスとなっています。

【6位】揚名立万

公開日:2021年11月11日

監督:劉循子墨

主演:尹正

2014年に『後会無期(Continent)』で鮮烈な監督デビューを果たした中国の人気作家、韓寒(ハン・ハン)が初めて映画プロデューサーに挑戦した新作『揚名立万』がロングヒット中!ある日、映画監督や俳優など大勢の映画人が集まって、あるセンセーショナルな殺人事件を映画化しようと話を進めているうちに、いつの間にか事件の渦に巻き込まれていく様子を描いたサスペンスコメディです。

【7位】長津湖

公開日:2021年9月30日

監督:陳凱歌

主演:呉京

中国大陸部の映画興行ランキング歴代1位に躍り出た『長津湖(The Battle at Lake Changjin)』がロングヒット中。抗米援朝の時期における戦役の一つ「長津湖の戦い」を背景に、中国人民志願軍が極寒の厳しい環境の中で敵との死闘を展開し戦局を逆転させたという71年前の壮絶な歴史を描く作品です。

【8位】穿過寒冬擁抱你

公開日:2021年12月24日

監督:薛暁路

主演:黄渤

『吹哨人(The Whistleblower)』(2019)や『愛しの母国(原題:我和我的祖国)』(2019)などの女性監督・薛暁路(シュエ・シャオルー)の最新作は、湖北省武漢市を舞台に、コロナ禍によるロックダウン実施中の2020年の旧正月(春節)に、困難を乗り越えるために支え合う市民たちの群像をコミカルに描く『穿過寒冬擁抱你』です。『愛しの母国(原題:我和我的祖国)』(2019)や『愛しの故郷(原題:我和我的家郷)』(2020)などの黄渤(ホァン・ボー)や、『你好,李煥英(Hi, Mom)』(2021)などの賈玲(ジャー・リン)、『峰爆(Cloudy Mountain)』(2021)などの朱一龍(ジュー・イーロン)、『関于我媽的一切(All About My Mother)』などの徐帆(シュー・ファン)ら中国を代表する人気役者が勢揃いしています。

【9位】反貪風暴5:最終章

公開日:2021年12月31日

監督:林徳禄

主演:古天楽

香港の汚職捜査機関「ICAC(廉政公署)」の活躍を描く香港のサスペンス・シリーズ「反貪風暴」の最終章となる第5弾が先行上映実施中。このシリーズは、TV番組の演出家出身である林徳禄(デビッド・ラム)監督と、香港を代表する俳優、古天楽(ルイス・クー)との強力タッグによるもので、1作目から4作目までの英語題は「Z Storm」「S Strom」「L Storm」「P Storm」となっていますが、「Z」「S」「L」「P」はICACに所属する捜査チームの番号のことで、チームごとに捜査範囲がそれぞれ異なります。Zチームは私営機関の汚職事件「Z基金事件」の捜査に由来し、Sチームは「サッカー(Soccer)ギャンブル」にまつわる売春・賭博・麻薬などの取り締まり、LチームはICAC内部の汚職問題の捜査、Pチームは刑務所(Prison)内での犯罪の捜査にそれぞれ当たっています。気になる最終章の英題は「G Storm」、要人警護を担当するSPに当たるG4の活躍を中心に、古天楽(ルイス・クー)演じるチーフが率いる捜査チームがICAC 史上最大規模の事件に挑む様子を描いています。日本での公開は未定です。

【10位】萌鶏小隊:萌闖新世界

公開日:2022年1月8日

監督:馮操

主演:鄧玉婷

2022年1月に公開予定の国産アニメ『萌鶏小隊:萌闖新世界

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