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中国大陸部映画興行週間ランキング(2021.11.22–2021.11.28)

CRIPublished: 2021-12-08 15:56:00
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トップ6は前週のままという落ち着いた1週間、ニューエントリーはいずれも下位スタートでした。中国の人気作家、韓寒(ハン・ハン)が初めて映画プロデューサーに挑戦した新作『揚名立万』が3週連続1位をゲット!興行収入は6億元(約106億円)を突破。抗米援朝の時期における戦役の一つ「長津湖の戦い」を再現した『長津湖(THE BATTLE AT LAKE CHANGJIN)』が、57億元超(1015億円)の興行成績で、ついに中国大陸部映画興行ランキング歴代1位に躍り出ました!

単位:万元

~作品紹介~

【1位】揚名立万

公開日:2021年11月11日

監督:劉循子墨

主演:尹正

2014年に『後会無期(Continent)』で鮮烈な監督デビューを果たした中国の人気作家、韓寒(ハン・ハン)が初めて映画プロデューサーに挑戦した新作『揚名立万』が3週連続1位をゲット!ある日、映画監督や俳優など大勢の映画人が集まって、あるセンセーショナルな殺人事件を映画化しようと話を進めているうちに、いつの間にか事件の渦に巻き込まれていく様子を描いたサスペンスコメディです。

【2位】門鎖

監督:別克

主演:白百何

独身女性の生活の実態をテーマに、大都会で一人暮らしをする女性と、彼女を狙う男性たちを描く社会派サスペンス『門鎖(Door Lock)』が好評上映中。メガホンを取る別克(オルセンベック・ベイセンベイ)は、カザフ族出身の映画監督兼脚本家で、2017年に制作した短編映画『拯救(サルベーション)』が国内で数々の賞を取ったほか、同年のカンヌ国際映画祭やサンダンス映画祭にも選ばれました。本作は、別克(オルセンベック・ベイセンベイ)監督の銀幕デビュー作として期待されています。

【3位】鉄道英雄

公開日:2021年11月19日

監督:楊楓

主演:張涵予

1935~1945年の間に、日本軍の侵略に抵抗するために山東省南部地域の鉄道の線路を中心に暗躍した「鉄道ゲリラ」の実話を元に制作された歴史戦争アクション『鉄道英雄(Railway Heroes)』がトップ3をキープ。メガホンを取っているのは、戦争歴史映画を数多く制作してきた楊楓(ヤン・フォン)監督です。

【4位】長津湖

公開日:2021年9月30日

監督:陳凱歌

主演:呉京

中国大陸部映画興行ランキング歴代1位に躍り出た『長津湖(The Battle at Lake Changjin)』。抗米援朝の時期における戦役の一つ「長津湖の戦い」を背景に、中国人民志願軍が極寒の厳しい環境の中で敵との死闘を展開し戦局を逆転させたという71年前の壮絶な歴史を描く作品です。

【5位】梅艶芳

監督:梁楽民

主演:王丹妮

かつて香港のトップスターであった女優で歌手の梅艶芳(アニタ・ムイ)の生涯を描く伝記映画『梅艶芳(ANITA)』がトップ5をキープ。主演は、面影が梅艶芳(アニタ・ムイ)によく似ている新人女優でモデルの王丹妮(ルイーズ・ウォン)。古天楽(ルイス・クー)や林家棟(ラム・カートン)、楊千嬅(ミリアム・ヨン)など香港の名優たちが脇を固めています。日本公開は未定です。

【6位】007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

公開日:2021年10月29日

監督:キャリー・ジョージ・フクナガ

主演:ダニエル・クレイグラミ・マレックレア・セドゥラシャーナ・リンチベン・ウィショーアナ・デ・アルマスナオミ・ハリスジェフリー・ライトクリストフ・ヴァルツレイフ・ファインズ

イギリスの敏腕諜報員ジェームズ・ボンド(通称007)の活躍を描く大人気アクションシリーズの第25弾がトップ10をキープ。現役を退き、ジャマイカで穏やかな日々を過ごしていたジェームズ・ボンドが再び過酷なミッションに挑むというストーリーで、主演は、『007カジノ・ロワイヤル』(2006年)から5作品演じてきた6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグ。クレイグは、自身がボンド映画に出演するのは本作が最後になると語っているそうです。

【7位】ザ・バンカー

監督:ジョージ・ノルフィ

主演:サミュエル・L・ジャクソンアンソニー・マッキーニコラス・ホルトニア・ロング

2020年3月から「アップルtv+」のオリジナル作品として配信されているドラマ映画『ザ・バンカー(中国題:銀行家)』が中国で劇場公開スタート。本作は実話をもとに制作されており、1960年代の米カリフォルニア州ロサンゼルスを舞台に、「アメリカンドリーム」を掴もうと奮闘する2人の黒人が、不動産を通して人種差別に立ち向かう物語となっています。W主演は、「アベンジャーズ」シリーズでも共演を果たしたファルコンことサム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーとニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソン。「マーベル」の2代目キャプテン・アメリカ役にも選ばれたアンソニー・マッキーは、この作品で制作も担当しています。メガホンをとっているのは、2011年にマット・デイモンを主演とした『アジャストメント』で映画監督デビューを果たしたジョージ・ノルフィ。

【8位】野馬分鬃

公開日:2021年11月26日

監督:魏書鈞

主演:周遊

昨年、カンヌ国際映画祭の代わりに実施されたイベント「CANNNES2020」に登場した話題の中国映画『野馬分鬃(Striding into the Wind)』、本来は9月公開予定でしたが、11月に延期となっています。本作でメガホンを取っている魏書鈞(ウェイ・シュージュン)は14歳の時に俳優デビューし、2016年に初監督作品『浮世千(Duck Neck)』を釜山国際映画祭「アジア映画の窓」監督部門に出品。2018年に、短編映画『延辺少年(On the Border)』が第71回カンヌ国際映画祭短編部門の特別話題賞を受賞しました。そんな魏書鈞が監督と脚本を担当するこの新作『野馬分鬃(Striding into the Wind)』は、2人の少年が中古車に乗って旅する物語で、周遊(ジョウ・ユー)と鄭英辰(ジェン・インチェン)らが主演を務めています。タイトルの「野馬分鬃(イェマーフェンゾウ)」とは、裏拳で交差横打ちする太極拳の技の一つだそうです。日本公開は未定です。

【9位】劇場版ミニフォース:恐竜の王ディーノ

公開日:2021年11月27日

2020年に制作された韓国のアニメ映画『劇場版ミニフォース:恐竜の王ディーノ(中国題:迷你特工隊之拯救恐龍王)』が1年越しに中国で一般公開スタート。これはアニメシリーズ「最強戦士ミニ特攻隊」の劇場版第3弾に当たり、特別な能力を持つ動物で結成された特攻隊が、宇宙人から恐竜を救い出す物語となっています。

【10位】ジャングル・クルーズ

公開日:2021年11月12日

監督:ジャウム・コレット=セラ

主演:ドウェイン・ジョンソンエミリー・ブラントエドガー・ラミレスジャック・ホワイトホールジェシー・プレモンスポール・ジアマッティ

ディズニーランドのアトラクション「ジャングルクルーズ」を実写映画化した『ジャングル・クルーズ

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