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中国大陸部映画興行週間ランキング(2021.10.11–2021.10.17)

CRIPublished: 2021-10-25 11:20:00
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抗米援朝の時期における戦役の一つ「長津湖の戦い」を再現した『長津湖(The Battle at Lake Changjin)』が3週連続1位をゲット。興行収入は49億元を超え、50億の大台に迫っています。過去に中国大陸で興行収入50億元超えを達成した作品はわずか3作品ということで、本作は現在、歴代4位および今年の年間2位にランクインしています。どこまで興行成績が伸びるか注目が集まります。

単位:万元

~作品紹介~

【1位】長津湖

監督:陳凱歌

主演:呉京

抗米援朝の時期における戦役の一つ「長津湖の戦い」を背景に、中国人民志願軍が極寒の厳しい環境の中、敵と死闘を展開して戦局を逆転させたという71年前の壮絶な歴史を描く『長津湖(The Battle at Lake Changjin)』が3週連続で1位をゲット。『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎(原題:妖猫伝)』(2017)などの陳凱歌(チェン・カイコー)監督、『ドラゴンゲート空飛ぶ剣と幻の秘宝(原題:龍門飛甲)』(2011)などの徐克(ツイ・ハーク)監督、『オペレーション:レッド・シー(原題:紅海行動)』(2018)などの林超賢(ダンテ・ラム)監督という3人のスーパーバイザーが手を組んでメガホンを取り、『戦狼ウルフ・オブ・ウォー(原題:戦狼2)』(2017)などの呉京(ウー・ジン)や、『少年の君(原題:少年的你)』(2019)などの易烊千璽(イー・ヤンチェンシー)らトップ俳優が勢ぞろいしています。

【2位】我和我的父輩

監督:呉京

主演:呉京

2019年の国慶節に合わせて公開された『愛しの母国(原題:我和我的祖国)』、2020年の国慶節に合わせて公開された『愛しの故郷(原題:我和我的家郷)』に続き、今年の国慶節にはシリーズ最新作にあたる『我和我的父輩(直訳:私と私の父親)』がトップ3をキープ。シリーズ通して「家国情懐」(正義感や結束力、愛国心などを強く思う気持ち)がテーマになっていますが、本作は特に家族や親子の絆を中心に据え、社会の発展や改革の推進などに献身的に取り組む中国人の群像を描いています。前2作品と同様、本作も複数の監督による独立した物語で構成されるオムニバス形式で、4つの短編からなっています。人気スターの呉京(ウー・ジン)、章子怡(チャン・ツィイー)、徐崢(シュー・ジェン)、沈騰(シェン・タン)の4人が各作品で監督と主演を務めています。

【3位】図蘭朶:魔呪縁起

公開日:2021年10月15日

監督:鄭暁龍

主演:関暁彤(グァン・シャオトン)ディラン・スプラウス胡軍(フー・ジュン)姜文(ジャン・ウェン)ソフィー・マルソーヴァンサン・ペレーズ

日本での放送も果たした人気ドラマ『宮廷の諍い女(原題:後宮甄嬛伝)』で知られる鄭暁龍(ジェン・シャオロン)監督の最新作は、プッチーニのオペラ『トゥーランドット』を原案にしたラブファンタジー『図蘭朶:魔呪縁起(The Curse of Turandot)』。カラフ王子と中国の姫・トゥーランドットを中心にした物語で、主演には張芸謀(チャン・イーモウ)監督の『SHADOW/影武者』などに出演した人気女優の関暁彤(グァン・シャオトン)や、米国出身の若手俳優、ディラン・スプラウス、同じく『SHADOW/影武者』などの胡軍(フー・ジュン)らが抜擢されています。また、友情出演として『さらば復讐の狼たちよ』や『弾丸と共に去りぬ-暗黒街の逃亡者-』などの姜文(ジャン・ウェン)、特別出演としてフランスのトップ女優のソフィー・マルソーと、スイス出身の俳優、ヴァンサン・ペレーズが参加しています。日本公開は未定です。

【4位】サタデー・フィクション

公開日:2019年12月7日

監督:婁燁

主演:鞏俐(コン・リー)オダギリジョー趙又廷(マーク・チャオ)パスカル・グレゴリートム・ヴラシア中島歩

第76回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門や第44回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門に出品された話題作『サタデー・フィクション(原題:蘭心大劇院)』がついに中国一般公開スタート。本作は中国、日本、ドイツによる合作映画で、監督は『ふたりの人魚』(2000)や『パープル・バタフライ』(2003)、『ブラインド・マッサージ』(2014)などで知られる婁燁(ロウ・イエ)。1941年の上海を舞台に、鞏俐(コン・リー)演じる于菫が女優として活躍しながらも、日本軍の情報を収集するために連合軍の諜報員として暗躍する姿を描いた作品です。キャストは、中国から鞏俐(コン・リー)と趙又廷(マーク・チャオ)、日本からはオダギリジョーと中島歩、ドイツからトム・ヴラシア、フランスからパスカル・グレゴリーが参加し、国際色の豊かなキャスティングも話題となっています。

【5位】五個撲水的少年

監督:宋灝霖

主演:辛雲来

中国版『ウォーターボーイズ』が、トップ5をキープ。『赤狐書生(Soul Snatcher)』(2020)などの宋灝霖(ソン・ハオリン)監督がメガホンを取り、主演は辛雲来(シン・ユンライ)、馮祥琨(フォン・シャンクン)、李孝謙(リー・シャオチェン)、呉俊霆(ウー・ジュンティン)、王川(ワン・チュアン)、辛柏青(シン・バイチン)といったフレッシュな顔ぶれです。日本版と同様の設定で、中国の高校を舞台に5人の男子生徒がひょんなことからシンクロナイズドスイミングの世界に飛び込むことになる様子を描いています。日本公開は未定です。

【6位】不速来客

公開日:2021年10月22日

監督:劉翔

主演:范偉

人気俳優、范偉(ファン・ウェイ)主演の犯罪喜劇『不速来客(Knock Knock)』が先行上映を実施中。ある住宅の中で殺人事件を目撃した泥棒が、殺人犯を捕まえようとしたところへ配達員が乱入し、事態が収束できない方向へと発展していくドタバタ喜劇です。共演は、張芸謀(チャン・イーモウ)作品の『サンザシの樹の下で』(2010)でデビューした人気俳優の竇驍(ショーン・ドウ)や、今ノリに乗っている俳優の張頌文(チャン・ソンウェン)、人気女優の朱珠(ジュジュ)など。

【7位】大耳朶図図之霸王龍在行動

公開日:2021年10月1日

監督:速達

大きな耳がトレードマークの幼稚園児・図図(トゥートゥー)を主人公とする低年齢層向けアニメシリーズの第2弾『大耳朶図図之霸王龍在行動(Dear Tutu: Operation T-Rex)』がトップ10をキープ。前作から4年ぶりとなる今作は、図図の成長ぶりを中心に、図図と仲間たちの「敬老計画」を描いています。

【8位】皮皮魯与魯西西之罐頭小人

公開日:2021年9月30日

監督:于飛

主演:洪悦熙

有名な児童文学『皮皮魯与魯西西』がついに映画化。本作は、双子の兄妹である皮皮魯(ピピル)と魯西西(ルシシ)が缶詰の中に潜む小人と出会い、奇想天外な冒険を始める物語となっています。

【9位】Extinct

公開日:2021年10月3日

監督:デヴィッド・シルヴァーマン

主演:アダム・ディヴァインレイチェル・ブルームケン・チョンサジ・ビーツジム・ジェフェリーズ

中米合作のアニメ映画『Extinct(拯救甜甜圈:時空大営救)』が中国大陸で一般公開中。ドーナツ型の体をした小動物「菲拉萌(フェイラーモン)」の兄妹が上海にタイムスリップし、仲間たちを種族絶滅の危機から救うために一匹の犬と共に大冒険を繰り広げる様子を描いています。

【10位】峰爆

公開日:2021年9月17日

監督:李駿

主演:朱一龍

人気俳優の朱一龍(ジュウ・イーロン)が主演を務める映画『峰爆

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