中国大陸部映画興行週間ランキング(2021.8.9–2021.8.15)
今は亡き陳木勝(ベニー・チャン)監督の遺作『怒火·重案(Raging Fire)』と、陳正道(レスト・チェン)監督の最新作『盛夏未来(UPCOMING SUMMER)』、そして国産アニメ『白蛇:縁起』の続編『白蛇2:青蛇劫起』がトップ3をキープ!『怒火·重案(Raging Fire)』が3週連続1位をゲットし、興行収入は8億元に迫っています。
単位:万元
~作品紹介~
【1位】怒火·重案
公開日:2021年7月30日
監督:陳木勝
主演:甄子丹
陳木勝(ベニー・チャン)監督の遺作『怒火·重案(Raging Fire)』が3週連続1位をゲット。主演は、中国を代表するカンフースターの甄子丹(ドニー・イェン)と人気俳優の謝霆鋒(ニコラス・ツェー)。甄子丹演じる刑事・邦が麻薬事件を追う中で、犯罪集団を牛耳る凶暴なボスの正体に気づき、宿命の2人による戦いが繰り広げられていく様子が描かれています。
【2位】盛夏未来
監督:陳正道
主演:張子楓
『101回目のプロポーズ~SAY YES~』(2013)や『催眠大師(The Great Hypnotist)』(2014)、『記憶大師(Battle of Memories)』(2017)などで知られる陳正道(レスト・チェン)監督の最新作『盛夏未来(Upcoming Summer)』が好評上映中!本作は、ひょんなことから知り合った受験生の陳辰と鄭宇星のひと夏の成長物語を描いており、主人公の少年少女を演じているのは『秘密訪客(Home Sweet Home)』から続投した人気若手女優の張子楓(チャン・ズーフォン)と、ドラマ『琅琊榜(ろうやぼう)〜麒麟の才子、風雲起こす〜』や『阿修羅(Asura)』(2018)などの呉磊(ウー・レイ)。日本公開は未定です。
【3位】白蛇2:青蛇劫起
監督:黄家康
主演:唐小喜
国産アニメ『白蛇:縁起』の続編『白蛇2:青蛇劫起』がトップ3をキープ!このアニメシリーズは中国の古代民間伝説『白蛇伝』を題材にしたもので、人間の男性・許仙と白蛇の化身である女性・白素貞との恋愛物語を中心に描いています。今回の続編は、白蛇の妹分・小青こと青蛇が雷峰塔に閉じ込められた白蛇を解放するために立ち上がる物語です。
【4位】測謊人
監督:楊沅翰
主演:馬麗
喜劇団体「開心麻花」の人気女優・馬麗(マー・リー)と『西遊記~はじまりのはじまり~』(2013)などの文章(ウェン・チャン)が主演を務める爆笑喜劇『測謊人(Lie Detector)』が初登場4位。「嘘発見器」と呼ばれる女性と、詐欺師の男性との駆け引きを描いています。
【5位】中国医生
公開日:2021年7月9日
監督:劉偉強
主演:張涵予
『中国機長(The Captain)』の「劉偉強(アンドリュー・ラウ)×張涵予(ジャン・ハンユー)」の黄金コンビがカムバック。『中国機長(The Captain)』の姉妹編ともいえる今作は「中国医生(中国の医師)」をタイトルに、新型コロナウイルス感染症が大流行する武漢市の病院「金銀潭医院」を舞台として、実在の人物と実話に基づく医師たちの数々のエピソードを描き、コロナ禍を命がけで戦い抜く中国人の群像を映し出しています。
【6位】兎たちの暴走
公開日:2021年8月27日
監督:申瑜
主演:万茜
昨年10月31日から11月9日まで開催された、第33回東京国際映画祭「TOKYOプレミア2020」に出品された中国映画『兎たちの暴走(原題:兔子暴力)』。本作は注目の女性監督、申瑜(シェン・ユー)のデビュー作で、父親と継母と暮らす女子高校生シュイ・チンと、彼女の元に現れた生みの母親との日々を描く物語です。主演は昨年の配信番組『乗風破浪的姐姐(Older Sisters Who Brave the Winds and Waves)』で大ブレイクした女優の万茜(ワン・チエン)と、若手女優の李庚希(リー・ゲンシー)、そして『地球最後的夜晩(Long Day's Journey Into Night)』(2018)などの人気俳優、黄覚(ホァン・ジュエ)です。
【7位】貝肯熊2:金牌特工
公開日:2021年7月23日
監督:張揚
主演:湯水雨
国産アニメ『大衛貝肯之倒霉特工熊(Backkom Bear:Agent 008)』(2017)の続編がトップ10をキープ。貝肯熊=バッコムは、人類の環境破壊により地球上に唯一生き残ったホッキョクグマ。シリーズ1作目ではエージェント少女のジェシカに引き取られたバッコムが、訓練を受けてミッションを遂行し、エージェントとして成長していく様子が描かれましたが、今回の続編ではエージェントのスーパーパワーの源であるスーパーチップを落としてしまい普通のクマに戻ったバッコムが、そのチップを探す旅に出かけ、いろんな仲間たちと出会います。
【8位】ボブという名の猫2幸せのギフト
公開日:2021年8月6日
監督:チャールズ・マーティン・スミス
主演:ルーク・トレッダウェイクリスティーナ・トンテリ=ヤングファルダット・シャーマアンナ・ウィルソン=ジョーンズ
ロンドンのストリート・ミュージシャンが一匹の野良猫との出会いによって再生していく姿を描いたベストセラー・ノンフィクション『ボブという名のストリート・キャット』の映画化作品『ボブという名の猫幸せのハイタッチ(中国題:流浪猫鮑勃)』の、3年ぶりとなる続編。主演にはルーク・トレッダウェイが続投。日本公開は年内の予定。
【9位】深愛
公開日:2021年8月13日
監督:孫周
主演:王智
8月14日は旧暦の7月7日、中国ではこの日が七夕です。織姫と彦星のロマンスにちなんで、バレンタインデーと並ぶ「恋人の日」と呼ばれていることから、この日に合わせてラブロマンスが上映されることが慣例になってきました。そんな七夕映画、今年のイチオシは8月13日に公開予定の『深愛(Deep Love)』。本作は、運命の人をテーマに、人生の背景が異なる男女の一目ぼれから始まる恋を描いています。『たまゆらの女(ひと)(原題:周漁的火車)』(2000)などで知られる孫周(スン・チョウ)監督と、若手の張洋(ジャン・ヤン)監督が手を組んでメガホンを取っており、リアリティ音楽番組『乗風破浪的姐姐(Older Sisters Who Brave the Winds and Waves)』(2020)で注目を集めた女優の王智(ワン・チー)や、人気ドラマ『花千骨〜舞い散る運命、永遠の誓い〜』(2015)などの張丹峰(チャン・ダンフォン)、いま中国映画で大活躍中の韓国の女優、克拉拉(クララ)らが主演を務めています。
【10位】1921
公開日:2021年7月1日
監督:黄建新
主演:黄軒(ホァン・シュアン)倪妮(ニー・ニー)王仁君(ワン・レンジュン)劉昊然
中国共産党創立100周年記念映画『1921』がロングヒット中。この作品は、同じく主旋律映画