中国大陸部映画興行週間ランキング（2020.4.13–2020.4.19）

CRIPublished: 2020-04-23 13:36:00

公開中の作品が9本のみのため、ランキングも9位までとなりました。中国の国歌である『義勇軍進行曲』の作曲者・聶耳（じょう・じ）をはじめとする革命者の群像を描く『為国爾歌（Voice of the Nation）』が3週連続1位にはなったものの、週間興行収入はわずか2万元に。映画業界の景気回復も待ち遠しいです。

単位：万元

～作品紹介～

【1位】為国爾歌

公開日：2019年10月18日

監督：青山

主演：王雷

昨年10月に公開された新中国成立70周年記念映画『為国爾歌（Voice of the Nation）』が3週連続1位に。中国の国歌である『義勇軍進行曲』の作曲者・聶耳（じょう・じ）をはじめとする革命者の群像を描くもので、聶耳役は、現在ドラマなどで活躍中の王雷（ワン・レイ）が担当。『義勇軍進行曲』の作詞者・田漢役は人気俳優の李宗翰（リー・ゾンハン）が演じています。

【2位】士兵調溜：兵王争鋒

公開日：2020年1月17日

監督：廬徳響

中国の精鋭部隊に所属する若手兵士「調溜君」の実話に基づいて制作されたCGアニメ映画『士兵調溜：兵王争鋒（The Hero Battle）』がトップ3をキープ。

【3位】武聖関公

公開日：2020年1月11日

監督：蔡志忠

『老子』、『荘子』、『論語』、『孫子の兵法』など中国の古典を題材としたマンガを数多く手がけてきた台湾出身の漫画家・蔡志忠（ツァイ・ジージョン）が監督を務める国産アニメ『武聖関公（God of War Kuan Kuong）』。『三国志』で知られる「関羽」の活躍を描いたもので、「桃園三結義（桃園の誓い）」や「温酒斬華雄」「過五関斬六将」「単刀赴会」「水淹七軍」などの名場面が満遍なく紹介されています。

【4位】天火

公開日：2019年12月12日

監督：サイモン・ウェスト

主演：王学圻

『メカニック』や『エクスペンダブルズ2』などアクションの名作を世に送りしてきた英国のサイモン・ウェスト監督が中国映画で初メガホンを取った本作。中国南海に浮かぶ火山島「天火島」を舞台に、そこで火山観測システムの開発に当たるチームが思いもよらぬ火山の大噴火に巻き込まれ、サバイバルに挑む様子を描くパニックアクション映画です。主演は、実力派俳優の王学圻（ワン・シュエチー）と周杰倫（ジェイ・チョウ）の妻である女優の昆凌（ハンナ・クイリヴァン）。

【5位】我和我的祖国

公開日：2019年10月1日

監督：陳凱歌

プロデューサー：黄建新

主演：呉京

新中国成立70周年を祝して制作された映画『我和我的祖国（My People，My Country）』。この作品は陳凱歌（チェン・カイコー）を総監督に、7人の監督が手を組んで送り出すオムニバス映画で、この70年間に起こった中国人民にとって思い出深い7つの歴史的瞬間をモチーフにした7つの物語からなっています。

【6位】利刃破氷

公開日：2019年12月25日

監督：彭發

主演：張子健（ジャン・ズージェン）王雨甜（ワン・ユーティエン）瀋保平（シェン・バオピン） Pawalit Mongkolpisit

昨年12月25日に公開された『利刃破氷（ICE BREAKING）』がここに来てランキングに初登場。本作は敏腕警察・林浩然率いるチームが麻薬犯罪と戦う様子を描くポリス・アクションで、香港のパン・ブラザーズの一人、彭發（ダニー・パン）がメガホンを取っています。タイの俳優、パワリット・モングコンピシット（Pawalit Mongkolpisit）も出演。