中国大陸部映画興行週間ランキング(2019.6.10–2019.6.16)
人気シリーズ「メン・イン・ブラック」の7年ぶりとなる待望のスピンオフ『メン・イン・ブラック:インターナショナル(中国題:黒衣人:全球追緝)』が1億7900万元の成績で1位をゲット。4月末に『アベンジャーズ/エンドゲーム』が封切られてから、洋画大作が丸2カ月連続でランキングの首位を独占する形になりました。この洋画ブームは夏休みまで続きそうです。
単位:万元
~作品紹介~
【1位】メン・イン・ブラック:インターナショナル
監督:F・ゲイリー・グレイ
主演:クリス・ヘムズワーステッサ・トンプソンリーアム・ニーソンエマ・トンプソンレベッカ・ファーガソン
トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのW主演による人気シリーズ「メン・イン・ブラック」の7年ぶりとなる待望のスピンオフ『メン・イン・ブラック:インターナショナル(中国題:黒衣人:全球追緝)』がこの6月14日に中米日で同時公開決定!本作の舞台は、地球に生息するエイリアンの監視・取締りを任務とする機密組織「MIB」のロンドン支局。主人公は過去作の男性二人組とは異なり、性格が真逆の男女コンビとなり、MIB内部に潜むスパイと宇宙人から地球を守るミッションに挑む2人の活躍を描いています。主演コンビに抜てきされたのは、マーベルコミックスのスーパーヒーロー「マイティ・ソー」で世界的に人気を博し、中国でもその役どころから「錘哥」の愛称で親しまれているクリス・ヘムズワースと、『マイティ・ソーバトルロイヤル』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』でもすでにヴァルキリー役としてクリス・ヘムズワースと共演しているテッサ・トンプソン。アベンジャーズを意識したかのようなキャステイングも話題となり、マーベルファンにとっても必見の1本と言えるでしょう。
【2位】最好的我們
監督:章笛沙
主演:陳飛宇
八月長安の同名小説を映画化した国産青春ラブストーリー『最好的我們(My Best Summer)』が公開2週目で2ランクアップ。主演の一人、陳飛宇(チェン・フェイユー)は、あの陳凱歌(チェン・カイコー)監督と女優の陳紅(チェン・ホン)夫婦の次男であることでも話題となっています。
【3位】ゴジラキング・オブ・モンスターズ
公開日:2019年5月31日
監督:マイケル・ドハティ
主演:カイル・チャンドラーベラ・ファーミガミリー・ボビー・ブラウンブラッドリー・ウィットフォードサリー・ホーキンス
2014年にハリウッド映画『GODZILLA ゴジラ』によりリブートされた最新ゴジラ映画シリーズの第2弾『ゴジラキング・オブ・モンスターズ(中国題:哥斯拉2:怪獣之王)』が一般公開中。前作から5年後の世界を舞台に、モスラ、ラドン、キングギドラなど続々と復活する神話時代の怪獣たちに、ゴジラが戦いを挑む物語となっています。
【4位】X-MEN:ダーク・フェニックス
監督:サイモン・キンバーグ
主演:ジェームズ・マカボイマイケル・ファスベンダージェニファー・ローレンスニコラス・ホルトソフィー・ターナー
マーベルコミック「X-MEN」シリーズの7作目『X-MEN:ダーク・フェニックス(中国題:X戦警:黒鳳凰)』が中国で一般公開中。今作はX-MENのリーダー=プロフェッサーXの右腕として、Xメンのメンバーからも厚く信頼されたジーン・グレイ=「ダーク・フェニックス」の暴走を描くもので、ジーン役を演じているのは、大ヒットテレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で注目される若手女優のソフィー・ターナーです。日本公開は6月21日。
【5位】追龍II
公開日:2019年6月6日
監督:王晶
主演:梁家輝
香港のヒットメーカー、王晶(バリー・ウォン)とカメラマン出身の関智耀(ジェイソン・クワン)のタッグによる「追龍(Chasing the Dragon)」シリーズ第2弾がトップ5をキープ!今作は、数々の誘拐事件を企ててギネスブックにも記録されるほど莫大な身代金を要求した「世紀悍匪(世紀強盗)」こと張子強をモデルに企画されたもので、主役の「世紀強盗」を演じているのは、香港を代表する俳優の一人、梁家輝(レオン・カーフェイ)。
【6位】媽閣是座城
公開日:2019年6月14日
監督:李少紅
出演:白百何
公開が1カ月延期となっていた中国映画『媽閣是座城(A City Called Macau)』が、この6月14日に一般公開スタート!本作は『金陵十三釵』や『芳華-Youth』などで知られる厳歌苓(ゲリン・ヤン)の同名小説を映画化したもので、ギャンブルの町・マカオを舞台に、1人の女性と3人の男性との愛の葛藤を描いています。主演は人気女優の白百何(フェイ・バイ/バイ・バイハー)や黄覚(ホァン・ジュエ)、呉剛(ウー・ガン)、さらに香港の劉嘉玲(カリーナ・ラウ)と曾志偉(エリック・ツァン)など話題のキャストが勢ぞろいしています。メガホンを取っているのは、『べにおしろい紅粉』(1995)や『血祭りの朝』(1990)などの女性監督、李少紅(リー・シャオホン)で、原作者の厳歌苓も脚本として参加しています。
【7位】アラジン
公開日:2019年5月24日
監督:ガイ・リッチー
主演:ウィル・スミスメナ・マスードナオミ・スコットマーワン・ケンザリナビド・ネガーバン
ディズニー・アニメの名作『アラジン』(1992)が、27年越しに実写映画として再びスクリーンに登場!今作はアニメ版と同様、「アラビアン・ナイト」の物語をベースに、不思議なランプを手に入れた若者が愛する女性を守るため繰り広げる冒険を描いたもので、青年アラジン役をメナ・マスードが、王女ジャスミン役をナオミ・スコットが務め、魔法のランプから現れるランプの魔人ジーニーをウィル・スミスが演じることでも話題となっています。メガホンを取っているのは、「シャーロック・ホームズ」シリーズなど個性豊かな作品を送り続けてきたガイ・リッチー監督。日本でも6月7日から公開中。
【8位】3 Seconds
公開日:2019年6月13日
監督:アントン・メゲルディチェフ
主演:ウラジミール・マシコフイワン・コレスニコフ
ロシアで記録的なヒットとなった2017年のバスケットボール映画『3 Seconds(中国題:絶殺慕尼黒)』が2年越しに中国に登場。1972年ミュンヘン五輪で旧ソ連代表が36年連覇記録を持ち続ける米国代表に逆転勝ちしたという、歴史に残る名試合を描いた作品となっています。
【9位】秦明·生死語者
公開日:2019年6月1日
監督:李海蜀
主演:厳屹寛
人気小説『尸語者』を原案に制作された推理サスペンス映画が初登場9位。検視官・秦明の活躍を描くもので、人気俳優、厳屹寛(イェン・イークアン)が主演を務めています。
【10位】Kaabil
公開日:2019年6月5日
監督:サンジャイ・グプター
主演:リティク・ローシャンヤーミー・ゴゥタムローニト・ローイウルワシー・ラウテーラー
2年越しに中国公開を果たしたインド映画『Kaabil