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中国大陸部映画興行週間ランキング(2018.10.22–2018.10.28)

CRIPublished: 2018-11-01 10:11:00
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相次いで公開される洋画大作から目が離せない11月の映画シーン。最初に登場するのは、世界的人気シリーズ「プレデター」の約30年ぶりの正統な続編『ザ・プレデター(中国題:鉄血戦士)』、初登場1位となりました。そして3週連続1位であった『プロジェクト・グーテンベルク(原題:無双)』は2位に。なお、『プロジェクト・グーテンベルク』の興行収入はすでに11億元を突破し、今年公開された国産映画では暫定8位になっています。

~作品紹介~

【1位】ザ・プレデター

監督:シェーン・ブラック

主演:ボイド・ホルブルックトレバンテ・ローズジェイコブ・トレンブレイキーガン=マイケル・キーオリビア・マン

この9月に日本で公開された米国・カナダ合作のSFアクション『ザ・プレデター(中国題:鉄血戦士)』が中国で初登場1位に。世界的人気シリーズ「プレデター」の正統な続編としては3作目となる本作ですが、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の1作目と続く2作目の公開がいずれも約30年前であるため、真新しい作品として期待するファンも多いかもしれません。驚異的な格闘センスや戦闘能力、そして武士道を思わせる精神を持ち合わせた戦闘種族プレデターと人類の戦いを描いたもので、主演は「X-MEN」シリーズ映画『LOGAN ローガン』などのボイド・ホルブルック、同じく『X-MEN:アポカリプス』のオリビア・マン、そして、『ルーム』や『ワンダー君は太陽』で印象的な演技を披露した天才子役のジェイコブ・トレンブレイ。なお、メガホンを取るシェーン・ブラックは、シリーズ1作目「プレデター」で特殊部隊員として出演していました。

【2位】プロジェクト・グーテンベルク

監督:莊文強

主演:周潤發(チョウ・ユンファ)郭富城(アーロン・クォック)張静初(チャン・ジンチュウ)馮文娟

香港を代表する俳優、周潤發(チョウ・ユンファ)と郭富城(アーロン・クォック)がW主演する最新映画『無双(Project Gutenberg)』がロングヒット中!本作は『インファナル・アフェア』や『サイレント・ウォー』など数々の香港ポリスアクションを送り出してきた莊文強(フェリックス・チョン)が10年間にわたって温めてきた作品で、2人の天才画家が緻密な偽札犯罪に挑戦するユニークな物語となっています。

【3位】昨日青空

監督:奚超

『君の名は。』や『聲の形』、『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の中国上映により、青春アニメブームが巻き起こる中、中国初の青春アニメ映画として大きく期待される『昨日青空(Crystal Sky of Yesterday)』が全国公開をスタート!原作は、口袋巧克力(ポケットチョコレート)氏による同名青春学園コミックで、その単行本が2012年に出版され、フランスで翻訳版が出版されたことでも話題になっていました。この映画版を手掛けているのは「妙先生」などで知られるアニメ制作会社「咕咚動漫」所属の奚超(シー・チャオ)監督。本作は、中国南方の小さな町、蘭渓を舞台のモデルとして、将来に夢を膨らませる高校三年生たちが友情や家族の絆、初恋のほろ苦さを経験しながら成長していく姿を描く青春群像劇で、日本のアニメのような繊細さを思わせながらも、中国の田舎町ならではの、のどかさと詩的な雰囲気も味わえるノスタルジックな作品になっています。

【4位】找到你

公開日:2018年10月5日

監督:呂楽

主演:姚晨

数々の張芸謀(チャン・イーモウ)作品や馮小剛(フォン・シャオガン)作品でカメラマンを担当し、現在は中国映画界を代表する撮影監督のひとりとして知られる呂楽(リュイ・ユエ)の、約12年ぶりとなる長編監督作『找到你(Lost, Found)』が好評上映中。本作は、共に中国の演技派女優として人気を集めた姚晨(ヤオ・チェン)と馬伊琍(マー・イーリー)演じる2人の母親をダブル・ヒロインとする作品で、運命に立ち向かう母親たちの勇気と強さを表現した社会派映画となっています。現代を生きる中国女性たちの共感を呼び、同時に男性にとっても啓発が得られるリアルな作品として期待されています。

【5位】Hichki

公開日:2018年10月12日

監督:シッダールト・P・マルホートラ

主演:ラーニー・ムカルジーシヴクマール・スブラマニヤム

次々と中国公開を果たすインド映画。今回新たに登場したのは、トップ女優、ラーニー・ムカルジーの4年ぶりとなる待望の復帰作、『Hichki(中国題:嗝嗝老師)』。トゥレット障害と呼ばれる神経精神疾患で、突然に奇声を発してしまう女性が先生になり、落ちこぼれの集まるクラスを担当して奮闘する物語です。ラーニー・ムカルジーはこの作品により、メルボルン・インド映画祭の主演女優賞を受賞し、今回の中国公開に合わせて訪中も実現しました。日本公開は未定。

【6位】スモールフット

監督:キャリー・カークパトリック

主演:チャニング・テイタムジェームズ・コーデンゼンデイヤコモンレブロン・ジェームズ

大きな体の生き物、イエティのミーゴと人間たちの絆を描いたファンタジーアニメが中国で公開中!吹替えキャストには、『キングスマンゴールデン・サークル』などに出演した人気俳優のチャニング・テイタム、英国の人気スター、ジェームズ・コーデン、『グレイテスト・ショーマン』の人気女優、ゼンデイヤらが起用されています。日本では10月12日から公開中。

【7位】ザ・スパイ・フー・ダンプト・ミー

監督:スザンナ・フォーゲル

主演:ミラ・クニスケイト・マッキノンサム・ヒューアンジリアン・アンダーソンジャスティン・セローハサン・ミナジ

『ブラック・スワン』で知られるミラ・クニスと『ゴーストバスターズ』のケイト・マッキノン、この今旬な人気女優2人がW主演を果たす最新アクション・コメディ『ザ・スパイ・フー・ダンプト・ミー(中国題:我的間諜前男友)』が、8月の米国公開から2カ月越しの中国公開を実現。タイトルの「ザ・スパイ・フー・ダンプト・ミー」は「私をフった元カレは実はスパイだった」という意味で、1977年に公開された映画『007私を愛したスパイ』の原題『The Spy Who Loved Me』をもじったものだそうです。ミラ演じる女性オードリーの元カレがスパイであったことが判明し、とあるきっかけで、ケイト・マッキノン演じる親友と共に世界を救うハメになるというストーリーです。日本公開は未定です。

【8位】影

公開日:2018年9月30日

監督:張芸謀

主演:鄧超

張芸謀(チャン・イーモウ)の最新作『影(Shadow)』がトップ10をキープ。本作は、三国時代に起こった荊州争奪戦を背景に、動乱に巻き込まれる人々の愛憎を描く時代劇サスペンスアクションで、張監督がこれまでよく使ってきた鮮やかな色彩使いは抑えられ、白と黒を基調にした水墨画風の映像に仕上がっています。主演は中国を代表する俳優の鄧超(ダン・チャオ)で、1人2役に挑戦。相手役は鄧超の妻で女優の孫儷(スン・リー)です。日本公開は未定。

【9位】功夫聯盟

公開日:2018年10月19日

監督:劉鎮偉

主演:趙文卓

陳真(チェン・ジェン)、黄飛鴻(ウォン・フェイホン)、霍元甲(フォ・ユェンジャア)、葉問(イップ・マン)、彼ら中国清代以降の四大カンフー・マスターが同じ作品に出てきたら…という奇想天外な発想から生まれたのが、このアクション・コメディ『功夫聯盟』。メガホンを取っているのは、『チャウ・シンチーのチャイニーズ・オデッセイ』シリーズをはじめ、様々なヒットを飛ばしてきた香港の劉鎮偉(ジェフ・ラウ)。体が弱く、いじめられっ子である主人公の青年の、「四大マスターに現代にタイムスリップしてもらい、自分を助けてほしい」という願いが叶ってしまい、目の前に本物の陳真、黄飛鴻、霍元甲、葉問の4人が現れます。そんなマスターたちを演じるのは、数々のアクション映画で活躍している趙文卓(チウ・マンチェク/黄飛鴻役)、安志傑(アンディ・オン/霍元甲役)、陳國坤(ダニー・チャン/陳真役)、そして杜宇航(デニス・トー/葉問役)。カンフーファン必見の一本です。

【10位】為你写詩

公開日:2018年10月26日

監督:呉克群

主演:呉克群

台湾の人気ミュージシャン、呉克群(ケンジ・ウー)が監督デビュー。デビュー作は自身の名曲「為你写詩」が原案のタイムスリップ系ラブストーリーです。

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