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中国大陸部映画興行週間ランキング(2018.3.5–2018.3.11)

CRIPublished: 2018-03-15 11:01:00
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国産映画の独壇場ともいえる春節の映画商戦が幕を下ろし、いよいよ洋画大作が解禁!まずは「マーベル」のスーパーヒーロー映画『ブラックパンサー(中国題:黒豹)』が堂々の一位で登場です。北米ではすでに記録的なヒットとなった今作、中国での反応が気になります。

~作品紹介~

【1位】ブラックパンサー

監督:ライアン・クーグラー

主演:チャドウィック・ボーズマンマイケル・B・ジョーダンルピタ・ニョンゴダナイ・グリラマーティン・フリーマン

2018年初のマーベル作品が中国に登場。主人公は、国王とヒーローという2つの顔を持つ男、ブラックパンサー。父親を失ったブラックパンサーが、国家の秘密を守るため世界中の敵と戦うストーリーとなっています。ブラックパンサーは、2016年に公開された『シビル・ウォーキャプテン・アメリカ』に初登場し、今作は、このキャラクターをメインにしたシリーズの1作目に当たります。監督は『クリードチャンプを継ぐ男』などのライアン・クーグラー。主人公ブラックパンサー=ティ・チャラ役は『42~世界を変えた男~』などのチャドウィック・ボーズマンで、『クリードチャンプを継ぐ男』で主演を務めたマイケル・B・ジョーダンや、『それでも夜は明ける』でアカデミー助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴらが共演しています。日本公開は3月1日でした。

【2位】紅海行動

監督:林超賢

主演:張訳

香港の林超賢(ダンテ・ラム)監督の最新作『紅海行動(Operation Red Sea)』がトップ3をキープ。本作は、モロッコでロケを行い、中国陸・海・空軍が揃って「参戦」するほか、中国海軍の軍艦「臨沂艦」を含む強大な軍事装備も映画で初お披露目となっています。

【3位】唐人街探案2

監督:陳思誠

主演:王宝強

人気俳優の陳思誠(チェン・スーチェン)が監督する最新作がロングヒット中。これは2015年12月に公開された話題作『唐人街探案(Detective Chin Tang)』の続編で、世界探偵コンテストの巨額の賞金を目当てに再結成した王宝強(ワン・バオチャン)と劉昊然(リウ・ハオラン)演じる探偵コンビが、世界各国の探偵と「捜査合戦」を繰り広げる中、ある大きな秘密が暴かれていくストーリーです。

【4位】厲害了,我的国

監督:衛鉄

中国の「主旋律」ドキュメンタリー『厲害了,我的国(Amazing China)』が4位をキープ。本作は、CCTV(中央電視台)と中国電影股份有限公司が合同企画したもので、イノベーション・協調・グリーン・開放・シェアリングをテーマにしたここ5年間の中国の発展の様子をアピールする作品となっています。

【5位】バジランギー・バイジャーン

監督:カビール・カーン

主演:サルマーン・カーンカリーナー・カプールナワーズッディーン・シッディーキーハルシャーリー・マルホトラ

3年越しの中国公開を実現した2015年のインドの話題作『バジランギー・バイジャーン(中国題:小蘿莉的猴神大叔)』が中国で大ヒット中。本作は日本でも公開された『タイガー・伝説のスパイ』のカビール・カーン監督の力作で、インドの「国民的アニキ」と称されるサルマーン・カーンが主演を務めています。インドで迷子になったパキスタン人少女をインド人の青年がパキスタンの親元まで連れて行くという、印パ友好を象徴するストーリーで、インドで2015年最大のヒット作となると同時にパキスタンでも上映され、ヒットを記録しています。

【6位】ピーターラビット

監督:ウィル・グラック

主演:ローズ・バーンドーナル・グリーソンサム・ニールデイジー・リドリー

2億5000万部を売り上げる英作家ビアトリクス・ポターの絵本を長編映画化した作品『ピーターラビット(中国題:比得兔)』が3月から中国で公開中。本作は、実写とアニメを融合したスタイルになっており、世界中で愛される人気キャラクター、青いジャケットがトレードマークのうさぎのピーターが恋のライバルを都会に追い返すために「いたずら作戦」を開始する物語です。監督は『ANNIE アニー』のウィル・グラック、日本公開は5月18日を予定しています。

【7位】捉妖記2

公開日:2018年2月16日

監督:許誠毅

主演:梁朝偉

中国で初めて20億元(400億円)の大台を突破した国産映画として知られる『捉妖記(モンスター・ハント)』(2015)の続編がトップ10をキープ。前作に引き続き、『シュレック』シリーズで知られる香港の許誠毅(ロマン・ヒュイ)監督がメガホンを取っています。実写とCGアニメを融合させたスタイルも前作のままですが、より多くのエンタメ要素が取り入れられているということで、前作を超える豪華絢爛な大作となっています。

【8位】スリー・ビルボード

監督:マーティン・マクドナー

出演:フランシス・マクドーマンドウッディ・ハレルソンサム・ロックウェルアビー・コーニッシュジョン・ホークス

今年度の米アカデミーで主演女優賞や助演男優賞を受賞した話題作『スリー・ビルボード(中国題:三塊広告牌)』が待望の中国公開スタート!本作は、舞台劇出身で『セブン・サイコパス』『ヒットマンズ・レクイエム』など異色の作品を送り出しているマーティン・マクドナー監督の最新作です。米ミズーリ州の田舎町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、犯人を逮捕できない警察を批判するために三枚の看板を設置したことから、予期せぬ事件が次々に起こるクライムサスペンス。娘のために孤高に戦う母親、ミルドレッドをフランシス・マクドーマンドが熱演し、今年度アカデミー賞主演女優賞への受賞を果たしました。ほかに、ウッディ・ハレルソン、同アカデミー賞助演男優に輝いたサム・ロックウェルら演技派が共演しています。日本では2月1日から封切られました。

【9位】媽媽咪鴨

公開日:2018年3月9日

監督:張鋭クリストファー・ジェンキンス

中国のゲーム会社「原力動画(オリジナル・フォース)」がロサンゼルスに設立した長編アニメ専門スタジオ「オリジナル・フォース・アニメーション」が手がける英語アニメ映画が一般公開スタート。1匹の雁と2匹のアヒルの冒険と成長を描くこの作品ですが、中国タイトルは、ABBAのヒット曲で構成されたブロードウェイ・ミュージカルの名作『マンマ・ミーア!(中国題:媽媽咪呀!)』にちなんで、「媽媽咪鴨(アヒル)」となっています。

【10位】閨蜜2

公開日:2018年3月2日

監督:黄真真

主演:薛凱琪

香港の女流監督・黃真真(バーバラ・ウォン)の最新作は、2014年の話題作『閨蜜(Girls )』の続編です。閨蜜とは、中国語で女性同士の仲良しグループという意味。前作は陳意涵(アイビー・チェン)演じる「希汶」、薛凱琪(フィオナ・シッ)演じる「キミー」、楊子珊(ヤン・ズーシャン)演じる「小美」の3人が恋や仕事、友情に悩み、傷つきながらも成長していく姿を笑いあり涙ありの軽やかなタッチで描いていました。今作では、希汶とキミーに、張鈞甯(チャン・チュンニン)演じる「嘉嵐」を加えた新3人組が、ベトナムで展開されるクレイジーな婚前旅行に出かけます。

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