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待望の新作が目白押し!今年の旧正月映画を徹底チェック

CRIPublished: 2021-02-08 11:59:00
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コロナ禍の影響で苦戦中の映画業界。一年中で一番の書き入れ時とされる春節ですが、去年の春節の全館営業中止がまだ記憶に新しい中、今年の春節はその「リベンジ」は叶うのでしょうか。

今年はコロナ対策により厳しい規制が続く中の春節映画商戦になるため、興行成績には少なからず影響を与えるものとみられています。一方で、先日の前売りデータによりますと、春節期間に上映予定の作品の予約はすでに3億1700万元(日本円にしておよそ51億6700万円)を突破したことがわかりました。2月12日から妻夫木聡も出演する「唐人街探案3(僕はチャイナタウンの名探偵3)」や今月に日本での公開も果たされた「ナタ転生(新神榜:哪吒重生)」など、7本の注目作が一斉に封切られます。

唐人街探案3

監督:陳思誠

主演:劉昊然(リウ・ハオラン)王宝強(ワン・バオチャン)妻夫木聡トニー・ジャー長澤まさみ染谷将太鈴木保奈美浅野忠信三浦友和

2019年に旧正月映画として大ヒットを記録した中国産探偵映画『唐人街探案2(Detective Chinatown 2)』の続編となるシリーズ第3弾。日本・東京を舞台にした物語が展開され、前2作で残されていたあの「謎」が遂に明かされることに。前作で日本人探偵・野田役を演じた妻夫木聡をはじめ、中国でもファンの多い女優の長澤まさみや、ベテラン俳優の三浦友和と浅野忠信、『空海』などの染谷将太ら、日本からの豪華キャストが出演することでも話題となっています。

刺殺小説家

監督:路陽

主演:雷佳音

双雪涛の短篇小説集『飛行家』に収められた「刺殺小説家」を原案とした同名映画。誘拐された娘を救うために、「小説の世界を通じて現実世界を操っている小説家」がターゲットの奇妙な暗殺ミッションを引き受けることになった父親が大暴れする冒険ファンタジーです。

侍神令

監督:李蔚然

主演:陳坤

郭敬明(グオ・ジンミン)監督の『晴雅集』に続く中国産『陰陽師』映画の2作目で、李蔚然(リー・ウェイラン)監督がメガホンを取り、『小さな中国のお針子』などの人気俳優、陳坤(チェン・クン)が主演、『王朝の陰謀判事ディーと人体発火怪奇事件(原題:狄仁傑之通天帝國)』(2010)や『ライズ・オブ・シードラゴン謎の鉄の爪(原題:狄仁傑之神都龍王)』(2018)など、中華圏で数々の名作を手がけてきた陳国富(チェン・グオフー)がプロデューサーを担当しています。

你好,李煥英

監督:賈玲

主演:賈玲

旧正月の映画商戦で注目される喜劇のイチオシは“中国の森三中”こと賈玲(ジャー・リン)が監督・脚本・主演を務める『你好,李煥英(Hi, Mom)』。監督自身の実体験をもとに、大学に進学したばかりの女の子が40年前にタイムスリップして、若かりしころの母親と出会い、仲良くなっていく様子を描いています。

人潮汹湧

監督:饒暁志

主演:劉徳華

劉徳華(アンディ・ラウ)と『誤殺(Sheep Without a Shepherd)』などの肖央(シャオ・ヤン)がW主演する最新作『人潮汹湧(Endgame)』。ひょんなことから魂と体が入れ替わった殺し屋と大部屋俳優(個別の楽屋が与えられない=主役級でない役者のこと)が、それぞれの人生を生きる中で自分を見つめ直し、新たな一歩を踏み出す物語で、笑って泣けるコメディとして旧正月にピッタリな1本です。

ナタ転生

監督:趙霁

主演

ナタ(哪吒)といえば、2019年夏に公開されたファンタジー・アニメ『哪吒之魔童降世(Ne Zha)』の大ブレイクがまだ記憶に新しいかもしれません。中国の古典小説『封神演義』や『西遊記』の登場人物で、托塔天王(李靖)の三男として知られる少年戦神のこと。わんぱく小僧の一面を持ちながらも不屈の精神を持つ若きヒーローとして親しまれています。同じ題材を扱いながら、今作とは制作も監督も異なった『哪吒之魔童降世(Ne Zha)』ではナタの成長物語が中心に描かれましたが、この新作『新神榜:哪吒重生』は、現代人に生まれ変わったナタが3000年前の宿命と戦い、新たな人生を切り開くという斬新な1本となっています。日本では2月26日から東京・TOHOシネマズ池袋、TOHOシネマズ上野ほかで公開されます。

熊出没・狂野大陸

監督:丁亮

主演:張偉

2017年から毎年旧正月に上映される中国国産アニメの名作シリーズ「熊出没」の最新作。今作は、DNA技術を使って動物を自由自在に変身させる施設「狂野大陸」を中心に、主人公の光頭強と熊たちがその施設の裏に隠された秘密に迫る様子を描いています。親子連れで楽しめる作品としてこの季節にピッタリの1本です。

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