2018年映画年間ランキング国産編(11位~20位)
張芸謀(チャン・イーモウ)や徐克(ツイ・ハーク)、姜文(チアン・ウェン)といった巨匠の作品がトップ20入りを達成したものの、興行収入はいずれも7億元台に止まりました。16位の『熊出没•変形記(Boonie Bears:The Big Shrink)』はトップ20入りを果たした唯一のアニメ映画。20位の『動物世界(Animal World)』は福本伸行のコミック『賭博黙示録カイジ』が原作で、2019年1月18日より東京のヒューマントラストシネマ渋谷、1月下旬より大阪のシネ・リーブル梅田にて開催される特集上映「未体験ゾーンの映画たち2019」で『カイジ動物世界』の邦題で上映される予定です。
~作品紹介~
【11位】無名之輩
監督:饒暁志
主演:陳建斌
饒暁志(ラオ・シャオチー)監督の舞台劇『蠢蛋』をラオ監督本人が映画化。社会の下層を力強く生き抜く「無名之輩」(一介の民)たちが、ある強盗事件をきっかけに現実と果敢に向き合っていく姿を描いた群像喜劇です。
【12位】無問西東
監督:李芳芳
主演:章子怡
中国の名門、清華大学を舞台に1920年代、80年代、そして現代の各時代を描いたオムニバス形式の内容で、個性あふれる若者たちがそれぞれの夢を追い求める伝記映画になっています。
【13位】西遊記•女児国
監督:鄭保瑞
主演:郭富城
『西遊記』の名エピソード、女性ばかりの国「女児国」をモチーフにした鄭保瑞(ソイ・チェン)監督の西遊記シリーズの第3作。女児国をリアルに演出するため、エキストラに世界中から1000人の美女を集め、映画史上最多の女優が出演する作品に。
【14位】影
監督:張芸謀
主演:鄧超
三国時代に起こった荊州争奪戦を背景に、動乱に巻き込まれる人々の愛憎を描いた時代劇サスペンスアクション。張監督がこれまで多用してきた鮮やかな色使いが抑えられ、白と黒を基調にした水墨画風の映像に仕上がっています。
【15位】狄仁傑之四大天王
監督:徐克
主演:趙又廷
徐克(ツイ・ハーク)監督の大人気シリーズ「狄仁傑」の待望の第3弾。若き日の判事ディーが皇帝の形見とされる伝説の武器=亢龍鐗を守る中、神秘的な事件に巻き込まれる様子を描くミステリーファンタジー。
【16位】熊出没•変形記
監督:丁亮
毎年旧正月に上映される中国国産アニメの名作シリーズ「熊出没」の最新作に、体を小さくできる「縮小マシン」が初登場。主人公の光頭強と熊たちのミニチュア・アドベンチャーが展開されます。
【17位】李茶的姑媽
監督:呉昱翰
出演:黄才倫(ホァン・ツァイルン)艾倫(アレン・アイ)宋陽(ソン・ヤン)廬靖姍(セリナ・ジェイド)常遠(チャン・ユエン)瀋騰
金持ちの年増女と呼ばれる「李茶的姑媽」の結婚式に、彼女の財産目当てにやってきた様々な人たちの姿をユーモアたっぷりに描いた爆笑喜劇。
【18位】邪不圧正
監督:姜文
主演:姜文
民国時代における北京を舞台に、動乱の時代を生き抜く男たちの生き様を描く男気満点の「北平」シリーズ最終章。張北海の武侠小説を原案に、抗日戦争前夜の北京で起きた復讐劇が繰り広げられるサスペンスアクションです。
【19位】愛情公寓
監督:韋正
主演:陳赫
シェアハウスでの生活を中心に、6人の若者の喜怒哀楽と恋愛を描く人気ネットドラマ『愛情公寓(iPartment)』の初劇場版。ドラマのレギュラー主演陣全員がカムバックし、往年のファンには懐かしさも感じられる1本となっています。
【20位】動物世界
監督:韓延
主演:李易峰
スクリーンで初競演を果たした、トップアイドルの李易峰(リー・イーフォン)と今旬な女優、周冬雨(チョウ・ドンユイ)の主演作。米の大俳優、マイケル・ダグラスのスペシャルゲストとしての出演も大きな話題になりました。