注目の映画新作 2024年10月Vol.4
【国産編】
捆綁上天堂
監督:霍昕
出演:倪妮
第72回サン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)のメインコンペティション部門にノミネートされ、第49回トロント国際映画祭センターピース部門に選ばれた最新ラブストーリー『捆綁上天堂(Bound in Heaven)』がいよいよ11月1日に中国本土で一般公開スタート!本作で初めて単独でメガホンを取る霍昕(ローラ・フオ=フオ・シン)は、女性作家や脚本家としても活動し、これまで『好奇心は猫を殺す(原題:好奇害死猫)』(2006)や周星馳(チャウ・シンチー)監督作品『カンフーハッスル(原題:功夫)』(2004)といった話題作の脚本に参加してきました。本作は李修文の同名小説を原作にしたもので、心も体も疲れ果てた女性が、彼女に心を揺さぶられる男性と共に亡命の旅を始める様子を描いています。主演は張芸謀(チャン・イーモウ)監督の『金陵十三釵』で鮮烈なデビューを果たし、今や『妻消えて ロスト・イン・ザ・スターズ(原題:消失的她)』(2023)など数々の話題作でヒロインとして活躍中の倪妮(ニー・ニー)と、『ブラック・ドッグ(原題:狗陣)』(2024)や『龍蝦刑警 (Lobster Cop)』(2018)などの周游(ジョウ・ユウ)。霍監督の夫で人気俳優の廖凡(リャオ・ファン)が特別出演。日本での公開は未定です。
【洋画編】
レオン
公開日:2024年11月1日
監督:リュック・ベッソン
主演:ジャン・レノ ナタリー・ポートマン ゲイリー・オールドマン
ニューヨークを舞台に、凄腕の殺し屋レオンと12歳の少女マチルダの純愛と戦いを描く世界的名作『レオン(中国題:這個殺手不太冷)』(1994)がなんと30年越しに中国本土で初公開されます。本作はリュック・ベッソンのハリウッド初監督作品としても知られ、30年前は予想を上回る大ヒットと批評家からの高評価でリュック・ベッソンの代表作となったほか、主演のジャン・レノとナタリー・ポートマンもこの作品でブレイクしました。ジャン・レノはこれを機にブレイクした後、ハリウッドでの仕事が急増し、ハリウッド、フランス両方の作品に積極的に出演し続けました。一方のナタリー・ポートマンもこの30年の間、アカデミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞の主演女優賞など数多くの賞を受賞し、ハリウッドを代表する大女優に成長しました。今回中国本土で公開されるのは4K修復されたディレクターズエディションで、日本でも2023年10月27日から4K レストア『レオン 完全版』のリバイバル上映が行われていました。