注目の映画新作 2024年6月Vol.4
【国産編】
海関戦線
監督:邱禮濤
主演:謝霆鋒(ニコラス・ツェー)張學友
6月だけで2作品を連発してきた邱禮濤(ハーマン・ヤウ)監督。『談判専家(Crisis Negotiators)』(2024年6月8日公開)に続く今年第2弾は、『新少林寺/SHAOLIN』(2011)や『レイジング・ファイア(原題:怒火)』(2021)などの謝霆鋒(ニコラス・ツェー)と、60代にして2023年からワールドツアーを敢行中の張學友(ジャッキー・チュン)を主演に迎えたポリスアクション映画『海関戦線(Customs Frontline)』。本作では、香港税関に摘発された大量殺傷武器密輸の真相を暴くために、税関警察の張允南とその部下が国際刑事と共に海外で捜査を展開します。かつて「香港四天王」の1人で「歌の神」としてもてはやされてきた張學友(ジャッキー・チュン)の『暗色天堂(Heaven in the Dark)』(2016)以来約8年ぶりとなる主演映画ということで、大きく期待されています。ヒロイン役は、『男人四十(July Rhapsody)』(2002)や『暗色天堂(Heaven in the Dark)』(2016)など数々の作品で張學友と共演してきた林嘉欣(カリーナ・ラム)です。
【洋画編】
クワイエット・プレイス:DAY 1
公開日:2024年6月28日
監督:マイケル・サルノスキ
主演:ルピタ・ニョンゴ ジョセフ・クイン アレックス・ウルフ ジャイモン・フンスー
「音を立てたら、即死」という恐怖の世界を描く、2018年公開のホラー映画シリーズ「クワイエット・プレイス」の前日譚を描くスピンオフ作品『クワイエット・プレイス:DAY 1(中国題:寂静之地:入侵日)』が6月28日に中米日同時公開スタート!前2作で監督、脚本、製作総指揮を務めてきたジョン・クラシンスキーは今作では制作だけに就いており、監督は『PIG/ピッグ』(2020)で注目された精鋭監督マイケル・サルノスキにバトンタッチ。また、シリーズ通して主演を務めたエミリー・ブラントも出演せず、マーベルシリーズ「ブラックパンサー」のナキア役で知られる女優のルピタ・ニョンゴが主演に抜擢されています。ニョンゴはこれまでに鬼才ジョーダン・ピール監督のホラー映画『アス』(2019)や、ゾンビ・コメディ映画『リトル・モンスターズ』(2019)にも出演しており、すでにホラー作品に馴染みがある存在であるため、この新作での演技も注目されています。