注目の映画新作 2023年12月Vol.2

【国産編】

三大隊

公開日：2023年12月15日

監督：戴墨

主演：張訳

中国の社会ニュースや社会問題に関する記事を配信するSNSアカウント「網易人間工作室」が掲載した実話をもとに制作された犯罪ドラマ『三大隊（Endless Journey）』が12月15日に中国本土で一般公開されます。タイトルの「三大隊」とは、敏腕刑事・程兵が率いる捜査チームの愛称。本作では、ある凶悪事件の捜査中に容疑者の一人を事故死させた罪で投獄された程兵が、出所後に一般人としてこの事件の犯人を追う様子が描かれます。程兵役を演じるのは、張藝謀（チャン・イーモウ）作品の『崖上のスパイ（原題：懸崖之上）』（2021）や『万里帰途（Home Coming）』（2022）などの話題作に立て続けに出演し、11月24日に公開の『刀尖（Seven Killings）』と11月10日に公開の『無価之宝（Be My Family）』に加え、主演作3本が同時公開されている、現在中国映画の第一線を独走中の張訳（チャン・イー）です。日本でも劇場公開された『唐人街探偵 東京MISSION』など「唐人街探案（唐人街探偵）」ユニバースのドラマシリーズで監督を務め、俳優としても活動している戴墨（ダイ・モオ）がメガホンを取っています。日本公開は未定です。

【日本編】

名探偵コナン 黒鉄の魚影

公開日：2023年12月16日

監督：立川譲

主演（吹替）：高山みなみ 林原めぐみ 池田秀一 古谷徹 山崎和佳奈 小山力也 山口勝平 緒方賢一 大谷育江 松井菜桜子 沢村一樹

日本で今年4月14日に公開された劇場版「名探偵コナン」シリーズの26作目『名探偵コナン 黒鉄の魚影（中国題：名偵探柯南：黑鉄的魚影）』が年内の中国本土公開を実現！ 園子の招待で少年探偵団の仲間たちと八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナン。そこに、赤井秀一から「ユーロポールの職員がドイツでジンに殺された」という連絡が。この事件と、八丈島近海に建設された世界中の警察が持つ防犯カメラをつなぐ海洋施設『パシフィック・ブイ』との関係について、不穏に思ったコナンは施設への侵入を試み……。日本では、IMAX、MX4D、4DX、Dolby Cinemaの同時上映により、通常版と合わせて合計504館で上映され、コナン史上最大規模の公開館数となりました。中国では、シリーズ初のIMAX上映も予定されています。