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注目の映画新作 2023年8月Vol.3

CRIPublished: 2023-08-21 09:52:40
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【国産編】

燃冬

公開日:2023年8月22日

監督:陳哲藝

主演:周冬雨

今年は8月22日が旧暦7月7日——「七夕」に当たります。古くから伝わるロマンチックなこの記念日に合わせて、中国の映画シーンではラブストーリーの上映が定着しています。そんな今年の「七夕映画」は、今年5月に開催されたカンヌ国際映画祭「ある視点部門」へのノミネートを果たした中国映画『燃冬(The Breaking Ice)』です。本作は、『爸媽不在家(ILO ILO)』(2013)により、台湾アカデミー賞で作品賞、オリジナル脚本賞、新人監督賞、助演女優賞と4冠に輝いた陳哲藝(アンソニー・チェン)監督の最新作で、主演は、『ソウルメイト/七月と安生』(2016)や『少年の君』(2020)などにより中国映画シーンの第一線を独走中の若手女優、周冬雨(チョウ・ドンユイ)、「唐人街探偵」シリーズで一気にスターダムを駆け上がった若手俳優の劉昊然(リウ・ハオラン)と、劉慈欣の短編を初映画化した『流浪地球(さまよえる地球)』などの屈楚蕭(チウ・チュウシャオ)などです。作品では、それぞれの人生に迷いと戸惑いを抱える3人の若い男女が、中国北方の小さな町・延吉で出会い、「癒やしの旅」に出かける様子が描かれています。今年9月に予定されているトロント国際映画祭センターピース部門への正式出品も決まった本作ですが、日本での公開は未定です。

【洋画編】

オッペンハイマー

公開日:2023年8月30日

監督:クリストファー・ノーラン

主演:キリアン・マーフィー エミリー・ブラント マット・デイモン ロバート・ダウニー・Jr. フローレンス・ピュー

『インセプション』や『インターステラー』など数々のヒットを飛ばしてきたクリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー(中国題:奥本海默)』が、8月30日から中国本土で一般公開へ。本作は世界初の原子爆弾を開発した「原爆の父」として知られる理論物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯を描いた伝記映画で、主人公を演じたのは、『プルートで朝食を』(2005)や『麦の穂をゆらす風』(2006)などのキリアン・マーフィー、その夫人役は『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)や『クワイエット・プレイス』(2018)などのエミリー・ブラントが担当。共演は、いずれもハリウッドを代表する人気俳優のマット・デイモンとロバート・ダウニー・Jr.です。今年7月21日に全米公開され、8月6日時点で興行収入5億ドル(約710億円)を突破しました。世界興行収入が5億ドルを突破した伝記映画は、『ボヘミアン・ラプソディ』『パッション』『アメリカン・スナイパー』に次いで4作品目となりました。

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