注目の映画新作 2023年7月Vol.4
【国産編】
超能一家人
監督:宋陽
主演:艾倫
夏休み映画のシーズンがスタート!今年はコロナ禍からの回復後初の夏休みということで、数多くの国産映画と洋画大作による大混戦が予想されます。特に注目されているのが、今年結成20周年を迎えた喜劇団体「開心麻花(カイシンマーファー)」の最新作。本作は、「開心麻花」所属俳優でありながら、2017年の「開心麻花映画」『羞羞的鉄拳(Never Say Die)』で監督を務めた宋陽(ソン・ヤン)がメガホンを取り、「開心麻花」を代表する俳優の艾倫(アイ・ルン)と瀋騰(シェン・タン)が主演を務めます。架空の都市・喀西契克市を舞台に、隕石の落下により超人能力を手に入れた主人公男性一家が、邪悪な市長に復讐(ふくしゅう)する様子が描かれています。今までのコメディというジャンルを超えてファンタジーアクションの要素を取り入れており、IMAX版も制作されているということです。中国本土での一般公開は7月21日から。
【洋画編】
バービー
公開日:2023年7月21日
監督:グレタ・ガーウィグ
主演:マーゴット・ロビー ライアン・ゴズリング
バービーといえば、アメリカの玩具メーカー「マテル」が1959年に発売した世界的にヒットした着せ替えドール。発売後まもなく世界各地で人気を博し、時代に合わせた新商品を60年以上にわたって次々に発売し、現在は150カ国以上の国と地域で年間9000万体も売れているということです。そんな世界的人気商品をモチーフにした実写映画が7月21日に中米同時公開スタート!本作は、『レディ・バード』(2017)や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)などで知られる米国の女性監督がメガホンを取るもので、スーパーヒーローシリーズ「DCエクステンデッド・ユニバース」でハーレイ・クインを演じていることで、中国で「小丑女」という愛称で知られる人気女優のマーゴット・ロビーがバービー役を演じており、2016年の話題作『ラ・ラ・ランド』で主演を務め、中国で「高司令」という愛称で呼ばれている人気俳優のライアン・ゴズリングがケン役を演じています。本作の物語は、バービーランドから抜け出したバービーとケンが、人間が暮らす現実の世界へと自己発見の旅に出るというもの。日本での公開は8月11日から。