中国最古「夏」王朝の遺跡博物館 2023年ユネスコアジア太平洋文化遺産保全賞を受賞
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は22日、2023年ユネスコアジア太平洋文化遺産保全賞の受賞者リストを発表し、中国、インド、ネパールから12件のプロジェクトが受賞しました。中国からは、河南省洛陽市にある二里頭夏都遺跡博物館が唯一のデザイン賞受賞者として選出されました。
二里頭夏都遺跡博物館は、考古学と歴史文献学によって立証された中国最古の王朝「夏」の都の遺跡で、約3800〜3500年前の二里頭文化に属する二里頭遺跡に建てられたものです。
ユネスコアジア太平洋文化遺産保全賞は、アジア太平洋地域における文化遺産的価値のある建造物、場所及び不動産の保全や修復において個人や官民協同の取り組みの成果を表彰するもので、個人や官民の参加を奨励することで、同地域の文化遺産を保全し、現在や未来に利益をもたらすことを目的として2000年に創設されました。