「天壇賞」最優秀作品の鑑賞会が開催=北京国際映画祭
第12回北京国際映画祭のコンペティション部門「天壇賞」の最優秀作品賞を受賞した『タイタニックを見たくない視覚障害者(英題:The Blind Man Who Did Not Want to See Titanic)』のメディア鑑賞会と審査委員の記者会見が21日、北京で行われました。
この作品は、フィンランドのテーム・ニッキー(Teemu Nikki)監督が脚本・監督を務めたもので、多発性硬化症で車いすに座る毎日を過ごす視覚障害者が、思いを寄せていた女性が重い病気にかかったことを知り、彼女に会うための旅に出るというストーリーです。同作は最優秀作品賞のほか、主演男優賞と最優秀脚本賞も獲得し、今年の天壇賞で総合的に最も高い評価を得た作品となりました。受賞した主演のペトリ・ポイコライネン(Petri Poikolainen)は、本人が多発性硬化症を患う視覚障害者です。
鑑賞会での上映後に、審査委員長を務めた俳優・李雪健(リー・シュエジェン)と、審査委員のマルコム・クラーク監督、郭帆(グオ・ファン)監督、女優・秦海璐(チン・ハイルー)が、同作や今回の映画祭について感想を述べました。
審査委員長を務める俳優の李雪健