アニメ映画「白蛇:縁起」の音楽世界
エンディング曲「前世今生」
映画のラストシーン、白は最後の力で宣の魂を救いますが、宣は生まれ変わり、記憶や容姿は変わっていました。二人の前世の情縁を覚えているのは白だけ。この時、エンディング曲「前世今生(前世と今生)」が鳴り響き、ナレーションの中で白は「私は彼を探し当てる。彼がこの世のどこにいても、どんな姿であっても、もう私を覚えていなくても、彼を探し当てる。私が彼を覚えているから」この「前世今生(前世と今生)」という曲が500年後に恋人同士の縁をつなぐ物語の伏線になっていくのです。
番組の中でお送りした曲
1曲目縁起
映画の主題歌で、男女主人公が出会い、恋に落ち、切ない別れに至るまでを描いています。
一片の花びら
心のてっぺんにしたたる
木のかんざしに青々とした光をだれが望むか
雨垂れ石を穿つ
千年待った
2曲目何須問
この挿入歌は劇中でヒーローの宣が歌う曲です。また、映画のPR曲として女性シンガー・銀臨が歌った女声バージョンもあります。
3曲目春問
映画の中の登場人物狐の妖怪・宝青坊の主が歌う小唄です。
春を尋ねる
何がそんなに慌ただしいのか
春は早く去っていってしまうもの
憂いがこの世にあるだけだ
4曲目前世今生
映画のエンディング曲で、男女主人公が500年後に恋人同士の縁をつなぐ物語の伏線となります。
歌詞:
もしかしたら前世のひとときではないだろうか
この世の一面のためだけに
夢を見て何をしようとしているのか
愛は深くても恨みはない