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五輪の旗の下で起きる奇跡~パラリンピック

CRIPublished: 2021-08-29 22:03:00
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この地球上で、全世界の人口の15%を占める障害者たちの力は、見るに値するものではないでしょうか。スポーツの名のもとに。24日19時20分に2020東京パラリンピックが東京新国立競技場で開幕しました。今回の中国メロディーでは、パラリンピックの舞台で起きた感動的な物語や歌をご紹介しましょう。

パラリンピック開会式の感動の瞬間

この夏、東京五輪は多くの人のスポーツへの情熱を掻き立ててくれています。パラリンピックの開会式で最も印象的だったのは、今回参加する162の代表団4400人の選手が、夜の開会式に出席したかどうかにかかわらず、参加選手一人一人の名前がスタンドのスクリーンに映し出されたことです。先に脱退を表明したアフガニスタン(後に参加決定)の国旗でさえ、団結と平和の象徴として現場に姿を現しました。

「オリンピック憲章」には次の一節が記録されています。「誰もがスポーツに従事する可能性を持つべきだ、いかなる差別も受けず、相互理解、友情、団結、公正な競争というオリンピック精神が具現化される」

逆境の中の命の美しさに最高の拍手を

オリンピックが人間のスポーツの限界への挑戦だとすれば、パラリンピックは人間の意志と精神の限界への挑戦です。

エジプトのイブラヒ・ムハメド選手は、10歳の時、列車事故で両腕を失いましたが、自身の卓球好きは変わりませんでした。様々な工夫をした結果、口で卓球をする方法を見つけました。「私は世界で唯一、口で卓球をしている選手だ。本当の障害は手と足ではなく、やりたいことをやり、夢を達成する根性があるかどうかだ!」

米国の腕のないマシュー・ストゥツマン選手は独自の方法でアーチェリー競技に出場しています。「他の人が両手を使うのと同じように、私は足を自由に使うことができる。そして私の足は私の体の最も強い部分だ」

逆境の中の命の美しさには迫力があります。これらの選手の活躍を期待して、最高の拍手を送りたいと思います。

パラリンピック競技場で健闘する姿

中国の競泳選手のチョン・タオさんは、「神様は私の手足を奪っても、意志を奪うことはできない。両腕はないけれど、スピードで力を証明したい」と話しました。2016年のリオ五輪男子S6級100m背泳ぎで1分10秒84で金メダルを獲得し、この種目の世界記録とパラリンピック記録も塗り替えたチョン・タオ選手。彼は体の障害のため、ゴールの瞬間、プールの壁に頭をぶつけるしかありません。全速力でスパートをかけるので、頭を壁にぶつける時、どれほど痛い思いをすることでしょう。

チョン・タオ選手ら中国選手が東京パラリンピックで再び活躍することを期待しています。パラリンピック競技場で繰り広げられる感動の瞬間は、時間によって流れていくものではなく……人々の心にいつまでも刻まれているものです!

番組の中でお送りした曲

1曲目风雨彩虹铿锵玫瑰

中国女子サッカーのチームソングで、逆境にある多くの人たちに力と勇気を与えてくれました。

体の痛みで眠れなかった

足もとの道にはまだまだ苦労がある

風雨の中の力強いバラ

どんなに悲しんでも苦しくても自分で背負いなさい

2曲目隐形的翅膀

台湾出身の人気歌手アンジェラ・チャンの代表曲で、前向きな歌詞とスローで優しいメロディは、カラオケの定番曲となっています。

孤独の中で彷徨いながらも凛として揺らぐことはない

たとえ傷ついたとしても涙を光らせることはない

分かってる私の背中にはずっと見えない翼がついていて

私を連れて飛んで絶望を飛び越えると

3曲目和梦一起飞

2008年北京パラリンピック主題歌です。

歌詞:

夜の窓をあけて

星よ待ってくれ

キスしたい

君と一緒に飛びたい

君と一緒に飛んで

月のそばを飛んでいく

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