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夏のラブソング

CRIPublished: 2021-06-29 19:18:00
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6月21日は24節気の夏至に当たります。夏至とは、一年のうちで、最も昼の時間が長い日のこと。「この日から本格的な夏が始まるよ!」という日です。夏と言えば、皆さんは何を思い浮かべますか?窓の外のセミの鳴き声か、下校途中、同級生たちと食べたアイスクリームか、甘くて苦い初恋か。今回の中国メロディーは、夏をテーマに素敵なラブソングをお楽しみ頂きましょう。

寧夏

静かな夏の空に星が点々と

心の中であなたの顔を懐かしがっている

見ぬふりをしてあなたを懐かしんでいた

あなたの温かい顔に触れるまで

セミも寝て安心して寝た

私の心の中の静かな夏

「寧夏(静かな夏)」は2005年「香港台年間金曲」賞を受賞した曲です。この曲はかつての静かな夏の忘れられない思い出を語り、まるで夏の夜の清らかな風が顔をなでる凉しさを感じさせてくれます。リャンジンルウの優しい歌声はまるで低い声で美しい童話を語っているようで、また昔の恋の思い出を訴えているかのようです。素朴で温かいメロディーと歌詞は、一度聴くだけで口ずさむことができます。

夏天的風

夏のラブソングといえば、多くの人が「夏天的风(夏の風)」を思い浮かべるかもしれません。この歌は2004年にジェイ・チョウ(周杰倫)が作曲し、台湾の女性シンガーランディ・ウェン(温嵐)が歌った夏のラブソングです。ジェイ・チョウの作った青春の息吹を漂わせるメロディーは初恋の味を感じさせてくれます。また、ランディの優しい歌声は、夕日が窓を通して部屋の一角を照らし、涼しい風が暖簾を通り抜け、夏の浮かれた気持ちを吹き飛ばし、心地よさを残してくれるかのようです。

夏の風はいつまでも覚えている

あなたは私を愛していると言っている

あなたのクールな顔

恥ずかしがり屋な時も

夏の風が暖かく吹いている

髪を通し耳を通し

あなたと私の夏

被風吹過的夏天

「被風吹過的夏天(風に吹かれた夏)」は2005年、当時人気だったシンガポールの歌手リンジュンジェ(林俊傑)とデビューしたばかりのキムシャー(金沙)がデュエットしたラブソングで、発売されるや否や各曲ランキングで1位にランクインし、台湾、香港、大陸の3つの地域でヒットしました。キムシャー(金沙)にとっては名が知られるようになるきっかけとなった曲でした。

「風に吹かれた夏」は、リンジュンジェとキムシャーの会話から着想を得たと言われています。チャットの中で、リンジュンジェがキムシャーの恋についての話を聞いている時、曲のメロディーが頭に浮かんで来ました。そこでリンジュンジェは一晩で男女の掛け合いの歌を急いで作りました。

今この歌は多くの80年代の人の青春の思い出となり、アイドル歌手だった2人もすでに中年となりました。キムシャーはリンジュンジェに、「いつの日か、私たちはおじいさんとおばあさんになる。でももしあなたがコンサートを開いて、この歌を歌いたいなら、いつでも来るよ」と言ったと言います。

風に吹かれたあの夏

昨日の夏を覚えている

そよ風が吹いた瞬間

すべてを吹き飛ばすように見える

寂しさだけが残る

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