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豊作の歌(前編)

CRIPublished: 2020-09-28 16:53:00
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9月22日は二十四節季の秋分の日で、この時期、畑でも果樹園でも至るところで豊作の喜ばしい光景が見られます。そのため、毎年の秋分は中国の豊作の日として祝われています。今回と次回の中国メロディーは中国各地の少数民族が豊作を祝う歌をお楽しみください。

チベット族の豊作の日・望果節

中国南西部のチベット自治区では毎年チベット族の暦で8月にハダカムギの畑が黄金色に染まる季節、農牧民たちがチベット族の伝統的な祝日・望果節豊作の日を祝います。

そんなチベット族の祝日にはお酒はもちろん欠かせないもので、「酒なしでは宴会はできない」と言われます。男性たちはお酒を飲むことができるということをたくましさの象徴としています。また、お酒を飲む時は歌を歌わないと、お酒も水のように味が無くなると思われています。

豊作の喜びに満ちた「ナーダム祭」

毎年8月に中国北方の蒙古草原は一年で最も美しい季節を迎え、見渡す限りの草原で色とりどりの花が咲き誇り、牛や羊の元気いっぱいな姿が見られます。蒙古草原では毎年この時期、年に一度の大イベント「ナーダム祭」が開催されます。ナーダム祭はもともと家畜貿易の祭典で、豊作を祝う祝日とされていますが、今は蒙古族の伝統スポーツ大会に変身し、ブフ(モンゴル相撲)・競馬・アーチェリーの3つの競技が行われます。このイベントで人々がゲームを楽しみ、豊作が祝われます。

朝鮮族の伝統舞踊の最高峰「リンゴ豊作」

中国東北地方に暮らす朝鮮族は毎年農繁期の後、農家たちが豊作を祝うイベントを行います。旧暦7月15日に農家祭が開かれ、人々はグルメを楽しみ、みりんを味わい、伝統的なパフォーマンスを観賞することができます。そのうち、伝統舞踊「苹果丰收(リンゴ豊作)」は軽快なメロディーと情熱あふれる舞踊で多くの人々に喜ばれ、朝鮮族の伝統舞踊の最高峰と讃えられています。

番組の中でお送りした曲

1曲目酒歌

祝日にチベット族の女性たちが歌ったり踊ったりしてみんなのためにお酒を勧める楽しい場面を歌っています。

2曲目八駿賛

ナーダム祭で競馬を楽しむ気持ちを歌っています。

黄色い馬よ太陽を載せてくる

黄色い馬よ夕日を背にして

黄色い馬よ蒙古族の英雄を呼ぶ

黄色い馬よ全身にみなぎる力

3曲目苹果丰收

リンゴ収穫の季節、リンゴをとる若い女性たちが喜んで働く場面を描いています。

歌詞:

リンゴの枝が熟した果実でたわわになる

喜んで摘んだ果実がずっしりと重い

遠くの海に出る人たちに贈ろう

リンゴはなんて甘いのだろう

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