音楽の天才児から世界的な音楽家へ~チェロ奏者王健
孤独は創造力と想像力を与えてくれる
幼い頃から有名になった王健は世界各地を飛び回る生活をしていました。彼は「アーティストとして別れと孤独に慣れなければならず、自分ならではの世界に入り込める勇気と力を持たなければならない。この世界には他人の足跡がある、だが本当に存在するのは自分自身だ。たくさんの人に囲まれていると、心に刻まれた忘れ難い出来事に目を背けてしまう。だから孤独は私たちに創り出す創造力と考え出す想像力を与えてくれる」と話しました。
音楽の火種
自分の音楽人生を振り返り、王健は恩師であるアメリカの音楽の父と呼ばれるアイザック・スターンにとても感謝しています。彼は「僕は幸運児で、アイザック・スターン先生の推薦がなければ、エール大学に留学するチャンスは絶対に得ることができなかった」と話しました。
ある記者がアイザック・スターンに「中国を訪れた時、何故、多くの子供の中から王健を選んだのか?」と聞いた時、この音楽の巨匠は「理由などない、ただ彼に心打たれた。それだけだ」と答え、「人ごみの中で火種を持つ人は本当に少ない。だから出会えたとしたら、その火種を伝えていかないわけには行かない」と話しました。
現在51歳の王健は「僕もこのような火種を持つ若者を見つけていきたい。幸運にも、音楽の天才児と出会えれば、全力を尽くしてその生まれつきの才能を開花させ、大事にしていく」と話しました。
番組の中でお送りした曲
1曲目一生何求
1980年に同じタイトルでヒットした曲を基にアレンジしたもので、複雑な社会環境の中で人々が自分の一番ほしいものをなかなか見つけられず、自分を見失ってしまうと嘆き悲しむ気持ちを歌っています。
2曲目繍金匾
中国西北地方に広く伝わる民謡を元にアレンジしたもので、元々は地元で伝わる恋歌ですが、1930年代の土地改革以後、西北地方の農家たちが共産党の指導の下で、自由を求める喜びを表した曲です。
3曲目我和你
北京オリンピックの開幕式でイギリス人歌手サラ・ブライトマンと中国のベテラン歌手・劉歓がデュットした曲と同じタイトルのチェロ曲です。各国選手がオリンピックの旗の下に集まり、一つの家族になりたいという気持ちを表しました。