中国NO.1ピアニスト・ランランが結婚
心優しい芸術家に
ランランは現代を代表する天才ピアニストとして、世界各地で有名な指揮者やオーケストラと共演し、また多くの音楽祭や海外都市でリサイタルを開き、スター街道を突き進んでいます。そして忙しい中、年間25回ほどのチャリティー公演をし、ユネスコの親善大使を務めています。
世界各地で活躍するドイツの名指揮者・クリストフ・エッシェンバッハ氏は、そんなランランについて、「子供のときから知っていて、彼は今、立派な音楽家になった。ご存知のようにユネスコの親善大使として辺境地の子供たちを支援しており、心優しい芸術家になった。芸術家であっても世の中から離れてはならず、この点でランランはすばらしい」と話しました。
今は、花嫁であるアリスさんも、ランラン国際音楽基金会の一員として世界各地でチャリティー公演をしており、2500人の子供にピアノを教えています。ランランは「音楽は真の懸け橋であり、音楽には国境がない。音楽を足がかりに、世界各地の子供たちの夢を叶えるために支援していきたい」と話しました。
番組の中でお送りした曲
1曲目黄河船夫曲
この曲はランランのアルバム「黄河之子(黄河の子供)」の1曲目「黄河船夫曲(黄河の船頭)」です。この曲は、黄河を行く船の船頭が、黄河の様子を生き生きと表現したものです。
2曲目彩雲追月
この曲は広東省に昔から伝わる曲の一つで、軽快なメロディーが、祝日の夜の一家団欒の喜びを生き生きと表現しています。
3曲目牧童短笛
この曲は1934年に作られた初めて西洋のクラシックと中国の伝統音楽をミックスさせた、いかにも中国らしいピアノ曲と言われています。少年が牛にまたがってのんびりと笛を吹いているのどかな田園風景を描いたものです。