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漢方から見る養生音楽(後編)

CRIPublished: 2019-03-22 15:10:00
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五音は五臓に対応

そんな中国の伝統音楽は古来より、徴、角、宮、商、羽という五つの音階を使って構成されたもので、この五音はそれぞれ身体の心・肝・脾・肺・腎という5つの臓器に対応します。

肺臓~相補の官~

肺臓は「相補の官」と呼ばれ、呼吸器系の機能を司り、血液の酸素は肺臓を通じて、人体の各組織へ運ばれます。そんな肺臓は五音の中の「商」の調の音楽に属し、西洋音楽の「レ」に相当します。商の調の音楽は軽快でリズミカルな曲で、中国古代の名曲「陽春白雪」はその代表的な音楽です。曲は冬が過ぎ去った後に春が訪れて、万物が蘇り、草木が生い茂り、活気にあふれる様子を描き、肺臓を潤す効果があるとされています。

腎臓~作強の官~

腎臓は「作強の官」と呼ばれ、人体の生命活動を維持する基本的な栄養物質である精を貯蔵し、五臓六腑の要求に応じて随時供給するものと考えられています。腎臓は五音の中の「羽」の調の音楽に属し、西洋音楽の「ラ」に相当します。伝統音楽の名曲「梅花三弄」は羽の調の曲の代表曲で、梅の花の香りや寒さを耐えしのぐ様子を通じて、高尚な心を持つ人を讃えます。その清らかで美しくも悲しいメロディーは腎臓を潤す効果があると見られています。

番組の中でお送りした曲

1曲目陽春白雪

この曲は冬が過ぎ去った後に春が訪れて、万物が蘇り、草木が生い茂り、活気にあふれる様子を描き、肺臓を潤す効果があるとされています。

2曲目梅花三弄

この曲は中国の伝統音楽の代表曲として知られているだけでなく、腎臓の養生に適する音楽とされています。

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