漢方からみる養生音楽(前編)
肝臓~将軍の官~
肝臓は「将軍の官」と呼ばれ、外敵から体を守るすべての思慮、はかりごとを司ります。しかし、長期にわたって、気が重い状態が続くと、気や血の流れは停滞して、気滞や鬱血を発生させてしまい、肝臓のエネルギーを損なうことになります。
そんな肝臓は五音の中の角の調の音楽に属し、西洋音楽の「ミ」に相当します。このミの調の曲は万物が蘇り、春の息吹に溢れ、五行の木の特性に属し、肝臓の養生に適します。例えば、漢の時代の才女・蔡文姫が作った名曲「胡笳十八拍」は木に属する角の調の曲の中に水に属する羽の音楽を取り入れています。その優雅で滑らかなメロディーはまるで春雨が樹木を潤しているようです。
脾臓~倉稟の官~
脾臓は「倉稟の官」と呼ばれています。人体の機能を維持するエネルギーはほとんど脾臓と胃腸の消化と吸収を通じて人体の各組織へ運ばれます。飲み過ぎ、食べ過ぎ、考え過ぎなどは脾臓に負担をかけてしまいます。
脾臓は五音の中の宮の調の音楽に属し、西洋音楽の「ド」に相当します。ドの調の曲は抒情的で落ち着いたもので、五行の中の土のように重厚感があり、脾臓に優しいとされています。
中国古代の名曲「十面埋伏」は脾臓と胃腸の働きを活発にし、食べ物の消化と吸収を促進することができます。この曲は食事が終わった1時間後に楽しむのが一番いいとされています。
番組の中でお送りした曲
1曲目紫竹調
この曲は江南地方の民謡を基にアレンジしたもので、そのリラックスしたメロディーは心臓に優しく、午後9時から11時までの時間に楽しむのが一番いいとされています。
2曲目胡笳十八拍
この曲は漢の時代の才女・蔡文姫が作ったもので、木に属する角の調の曲の中に水に属する羽の音楽を取り入れています。その優雅で滑らかなメロディーはまるで春雨が樹木を潤しているようです。
3曲目十面埋伏
この曲は中国古代の名曲で、脾臓と胃腸の働きを活発にし、食べ物の消化と吸収を促進することができます。食事が終わった1時間後に楽しむのが一番いいとされています。